社会人に韓国留学がおすすめの理由!留学方法もご紹介します

社会人に韓国留学がおすすめの理由とその留学方法

韓国は学生から社会人まで幅広い世代に人気の留学先です。学生時代にできなかった韓国留学を、社会人になってから実現しようとする人もたくさんいます。

今回は、社会人が韓国留学する目的や留学の方法、身につく語学力などについて詳しく解説します。

韓国留学する社会人は多い?その目的は?

以前に比べて、韓国留学をする社会人は増加傾向にあります。思い切って長く勤めた会社を辞めて韓国留学へ行く人も少なくありません。学校を卒業して一度は就職したものの、韓国留学へのあこがれを捨てきれないでいる人もたくさんいます。

実際に韓国留学へと踏み出す社会人は、どのような目的を持っているのでしょうか。

人によってその目的はさまざまですが、最も多いのは韓国語を上達させるためです。一度社会に出たからこそ、自分の武器となるスキルを身につけたいと考える人が多いようです。

その他にも、海外で暮らしていく生活力を磨きたい、日常生活では味わえないいろいろな体験がしたい、と考える人もいます。社会に出たからこそ、いろいろな人と出会う中でもっと違う世界を見たいという気持ちが芽生えるのかもしれません。

社会人に韓国留学がおすすめの理由

韓国は、社会人の留学先としてとてもおすすめしたい国です。実際に多くの社会人が韓国留学を選んでいます。その大きな理由として次の3つが挙げられます。

気軽に留学しやすいから

韓国は欧米諸国と違い、日本から地理的に近く渡航しやすい国です。それに加えて、韓国の語学堂や語学学校では、日本の年間スケジュールに合わせて留学プログラムが組まれています。

例えば、日本の多くの社会人が会社を休むことのできるゴールデンウイークや年末年始に合わせた集中プログラムが開講されています。

最短ではわずか3日間のプチ留学もでき、旅行+αの感覚で気軽に留学できる環境が整っているのです。

費用が安いから

他の国と比べて、韓国は留学費用がとても安く済みます。語学堂や語学学校によって異なりますが、授業料は1ヵ月で600,000~1,200,000ウォン(約60,000~120,000円)程度、滞在費や生活費をあわせても2,000,000ウォン(200,000円)以下で留学ができます。

会社勤めの社会人であれば、事前にしっかり準備をすることで韓国留学を実現させることができるのです。

ワーキングホリデー制度があるから

社会人が利用しやすい留学制度といえばワーキングホリデー。韓国を含む29ヵ国でこの制度を利用することができます。

30歳以下という年齢制限はありますが、勉強だけでなくアルバイトをしながら韓国での生活を体験できるのが最大の魅力。

社会人だけに与えられた特別なチャンスといっても過言ではないでしょう。このワーキングホリデーの存在が、社会人の韓国留学を後押ししているといえます。

社会人に人気の留学方法と費用

それでは、実際に社会人はどのような方法で韓国へ留学しているのでしょうか。社会人に人気の留学方法とそれぞれの目安となる費用をまとめました。

民間の語学学校

まず、社会人が最も選びやすい韓国への留学方法は、民間の語学学校です。なぜなら最短3日から、長ければ1年まで、留学プログラムの期間を自由に選べるからです。

週末や有給休暇を使って超短期留学をする人もいれば、1週間~10日程度の年末年始集中プログラム、会社を辞めて1年間の長期留学する人までさまざま。自分の希望に合わせて期間を選べるのが語学学校の最大のメリットです。

もちろん、語学学校でも韓国語の授業だけでなく、午後は韓国の文化体験が組み込まれています。伝統衣装の試着や伝統楽器の演奏、韓国料理などさまざまな体験ができます。

たとえ短期間でも、内容がしっかり充実した留学生活を送ることができるでしょう。

語学学校に留学する場合、目安となる費用は次のとおりです。

授業料滞在費(コシウォン)生活費合計
1ヵ月約7万円約5万円約5万円約17万円
3ヵ月約18万円約15万円約15万円約48万円
半年約35万円約30万円約30万円約95万円
1年約70万円約60万円約60万円約190万円

大学付属の語学堂

次に、大学付属の語学堂です。語学堂は1年を4学期(春夏秋冬)に分けた10週間の正規課程と、夏季や冬季に開講される短期集中課程があります。語学堂に通う留学生の目的はさまざまで、中には大学や大学院への進学を目指している人も。

民間の語学学校のようにスケジュールを自由に組むことは難しく、大学が発表している年間スケジュールに合わせて飛行機を予約し渡航することになります。

会社勤めの社会人にはなかなか難しいため、会社を辞めて留学ビザやワーキングホリデーを取得した人が通うケースが多いでしょう。

語学堂に留学する場合、目安となる費用は次のとおりです。

授業料滞在費(寮)生活費合計
1ヵ月約12万円約3万円約5万円約20万円
3ヵ月約17万円約9万円約15万円約41万円
半年約32万円約18万円約30万円約80万円
1年約64万円約36万円約60万円約160万円

ワーキングホリデーで授業とアルバイトを並行

社会人特有の留学方法といえば、ワーキングホリデー。韓国での就業が条件付きで許可されているため、午前は語学学校や語学堂で韓国語を学び、午後~夜や週末はアルバイトをする、という生活を送っている人がたくさんいます。

ワーキングホリデーの魅力は、韓国の社会で経験を積めるということ。日本での社会人経験を活かして販売業に就く人や、人気のコスメショップやカフェでアルバイトをする人もいます。

このような経験は、教室の中では決して得られない貴重な財産になるでしょう。

韓国語はどれぐらいで身につく?

社会人が韓国留学する場合、どうしても学生に比べて費用対効果を考えてしまうかもしれません。自分で留学資金を準備し思い切って韓国留学を実現させたものの、果たしてどれぐらいの効果が得られるでしょうか。

最も分かりやすいのが韓国語の語学力です。

韓国語の伸びは人によって千差万別です。最近は独学でかなり高いレベルまで勉強している人もいます。ここでは、一般的な韓国語が身につく目安を留学期間別にまとめました。

1~3ヵ月の場合

韓国語が入門~初級でスタートした場合、1ヵ月で読み書きができるようになり、3ヵ月程度なら日常生活における簡単な会話ができる程度の韓国語が身につくでしょう。ただし、少し複雑な会話や突発的な場面で対応することはまだ難しいでしょう。

韓国語の読み書きができ一問一答ぐらいの会話ができた状態で留学した場合、1ヵ月で会話がよりスムーズになり、3ヵ月でアルバイトができる程度の韓国語が身につくでしょう。

半年の場合

留学期間が半年になれば、韓国語はぐんと伸びます。例えば日常生活では、カフェやスーパー、病院などで自分の要求を伝え、相手の返事を正しく理解することができるようになります。

また、ドラマを字幕なしでもある程度理解できたり、簡単な通訳や翻訳をしたりすることも。ただし、大学の講義を聞いたりニュースを完全に理解したりすることはまだ難しいです。

1年の場合

1年間の韓国留学を経験すると、ある程度韓国語が身についたと自信を持てるでしょう。語学学校や語学堂の上級クラス(4~6級)を修了する人も少なくありません。

少し高度な韓国語を要する場面でもきちんと意思疎通ができ、問題を解決することができます。

また、会社での一般事務やビジネス関連の通訳翻訳なども問題がないでしょう。ワーキングホリデーで韓国留学する人は、アルバイトの活躍の場がぐんと広がり、いろいろな業種で仕事ができるようになるはずです。

社会人が韓国留学するときに必要なビザ(査証)の種類

社会人が韓国留学する場合、どのようなビザを取得しているのでしょうか。ここでは、主な3つのビザについてご紹介します。

観光ビザ

まず最も多いのが観光ビザ。90日以内の短期滞在が可能なので、短期留学の人は観光ビザで韓国に滞在しています。

学生ビザ(D-4)

学生ビザは民間の語学学校では対応しておらず、大学付属の語学堂へ通わなければなりません。

語学堂であっても、1学期(10週間)のみの参加であれば観光ビザで滞在することになります。2学期以上参加する場合、語学堂から入学許可書などの必要書類を受け取り、学生ビザを申請することになります。

観光就業(ワーキングホリデー)ビザ(H-1)

30歳以下という年齢制限はありますが、滞在費を支払う財政能力を証明することで申請ができます。

滞在期間は1年間で、滞在費を補うための就業活動が許可されています。ビザの申請にあたっては滞在中の活動計画書を作成しなければなりません。

社会人の韓国留学に関するよくあるご質問

社会人が韓国留学する場合、いろいろな不安や疑問の声が聞かれます。ここでは、よくある3つのご質問についてお答えします。

韓国留学の経験をその後の仕事にどう活かせますか。

社会人にとって、韓国留学の位置づけはさまざまです。韓国留学は自分への投資や休息、あるいは次のキャリアへのステップと考える人もいるでしょう。

いずれにしても、韓国留学の先を見据えたとき、どのような未来が描けるでしょうか。まずは具体的にイメージしてみましょう。

本来は留学期間が終われば日本へ帰国する予定だったにもかかわらず、もっと韓国で生活したいという気持ちが強くなる人も。留学期間を延長する人や韓国の大学へ進学する人、韓国の会社へ就職する人などがとても多く見受けられます。

韓国留学を経験した社会人であれば、韓国での留学体験や韓国語を活かせる仕事に就きたいと考える人が多いでしょう。

しかし、現実的には希望通りの就職は簡単なことではありません。その後、以前と同じ職業(業種)に戻った人もいれば、全く違うことにチャレンジしている人もいます。

社会人として韓国で経験したことは、どんな仕事であっても発揮する場面は多いにあります。

社会人で韓国留学へ行くのは遅くないですか。

留学というと、学生時代に経験するものだと考える人も少なくありません。実際に、日本の会社や年配の人の中にも、社会人の留学について肯定的に受け止めてもらえない場面があるでしょう。人によって考え方は違うものです。

しかし最近は、社会人が大学に通い直し、70~80代の高齢者が生涯学習の講座を受講する時代です。学びや経験に年齢はありません。思い立ったときがチャンス。今を逃すと時はさらに過ぎ、一生後悔することになるかもしれません。

もし周囲から反対されたら、ただそれを押し切るのではなく、きちんと説明して納得してもらえるように努力する必要もあります。

今後の計画を書き出し、韓国留学への想いをきちんと伝えることで、理解を得られるかもしれません。

会社を辞めてまで韓国留学へ行くメリットは何ですか。

韓国留学をしたいと思っている会社員にとって、一番の悩みは会社を辞めること。会社を辞めることは、大きなリスクを伴うからこそとても勇気が要ることです。でも実際に、会社を辞めて夢の韓国留学へと踏み出す人はたくさんいます。

今の時代は転職もめずらしくなく、どんどんステップアップを目指す時代です。自分のやりたいことや好きなことに投資をする人が多いのも現実です。

それが韓国留学であれば、将来は韓国語関連の仕事に就くだけでなく、はたまた韓国の大学や大学院の進学、韓国での就職などいろいろな可能性が広がっています。

会社を辞めて韓国留学へ行くメリットは、まさにその将来の「可能性」につなげることにあるといえるでしょう。

まとめ

社会人が韓国留学を考えるとき、学生時代のように簡単に決定できるものではありません。

一度社会に出たからこそ、会社や家族への責任、将来への不安などがどうしてもつきまとうからです。

それでも、今ここではできない素晴らしい経験が韓国で待っています。短期から長期までいろいろな留学方法の中から、自分の希望に合わせて選ぶことができます。

社会人の皆さんも、ぜひ韓国留学を実現させてみませんか。

あなたの韓国留学の目的は?留学のカタチを大公開

韓国留学は何のため?目的や留学のカタチを大公開

韓国留学がまだめずらしかった時代は、何のために留学するのかと周囲からよく質問されたものです。

しかし、K-POPをはじめとして韓国ドラマや美容、料理まで、今や韓流ブームは多岐にわたります。その影響も強く、今では日本の中高生が独学で韓国語を勉強し韓国の大学へ正規留学する、社会人が会社を退職して韓国へプチ留学する、なんてこともよく聞かれるようになりました。

そこで今回は、どんな人が何のために韓国留学へ旅立つのか。その目的や留学のカタチについてまとめました。

韓国留学のさまざまな目的

まず、いったい何のために韓国留学へと踏み出すのか。その目的を探ってみましょう。ここでは、韓国へ渡って韓国語を学ぶ主な目的を5つに分けてご紹介します。

韓国語をマスターするため

K-POPや韓国ドラマが好きになり、韓国語を学びたいという気持ちが芽生えるのはとても自然な流れだといえるでしょう。好きな歌手や俳優が話す言葉を、字幕なしで聞き取れるようになりたいと思う人は多いのではないでしょうか。

韓国語は日本語と単語や文法が似ているため、独学で勉強する人も少なくありません。それでもやはり、現地へ行ってきちんと話せるようになりたい、基礎から上級まで完全にマスターしたいと思う人が多いようです。

将来韓国で就職するため

韓国語を学ぶと同時に、その語学スキルを活かして将来は韓国で仕事をしたいと思う人も多いようです。また、最近では日本国内でも化粧品やファッションなど韓国のブランドに接する機会が増えました。

そのため、自分が韓国のどのような会社で働きたいかを想像しやすくなったというのも理由として挙げられるのかもしれません。韓国の会社で働くなら、韓国留学はその夢を叶えるための第一歩といえるでしょう。

韓国で生活するため

以前は韓国についてあまり知らなかったという人でも、あることがきっかけで、韓国で生活するようになることがあります。

例えば、韓国人との国際結婚や海外転勤、駐在員の配偶者などです。買い物や病院などの日常生活を送るためには、少しでも現地の言葉を理解しておいた方がいいでしょう。

韓国での生活に早く慣れるために、韓国の教育機関で韓国語を学んでいる人も実は少なくありません。

韓国での生活を体験するため

韓流ブームを通して、日本にいながら韓国ではどんな暮らしをしているのかを垣間見る機会が増えました。これまで日本で学校や会社に通っていた人が、そんな韓国での生活を実際に体験してみたいという思いで韓国留学を決めるケースも。

韓国で生活しながらアルバイトができるワーキングホリデーは、特に社会人に人気です。

美容やダンスなど韓国語+αを学ぶため

数年前まで、韓国留学といえば韓国語の授業と文化体験が一般的でした。ところが最近は留学の形態が多様化し、メイクやダンスを学べる留学プログラムがとても増えました。

やはり韓流ブームがきっかけで、韓国の教育機関は日本だけでなく世界中から留学生を受け入れています。

その留学生たちのニーズに応えるため、韓国語+αが学べるプログラムを用意しているのです。中には、韓国のアイドルを目指してオーディションを受けるために、このような留学プログラムを選ぶ人も。

韓国留学の男女別・年齢分布

海外留学といえば、一般的にどこの国でも男性より女性の方が多い傾向にあります。韓国の場合、女性の方が圧倒的に多いのが特徴だといえるでしょう。

その背景には、韓国料理や韓国ファッション、韓国のメイクや髪型など、韓国のスタイルに好意的な女性が多いことが考えられます。

韓国留学をする人の年齢は非常にさまざまです。学校の夏休みや春休みを利用する中高生もいれば、定年退職した60代以上の方まで。最も多いのは、大学生やワーキングホリデーを利用できる20~30代です。

年齢分布がこれほどまで幅広いのは、韓国は地理的に行きやすい、欧米諸国に比べて留学のハードルが低く気軽に参加できる、衣食住の生活スタイルが日本と似ている、などの理由が挙げられます。

韓国留学の地域の選び方

韓国留学で一番人気の地域は、やはり首都ソウル。韓国の全人口の5分の1がソウルで暮らしていることもあり、人や物などすべてが集中しています。繁華街も多く交通も便利で、韓国留学をスタートさせるには何ら不便さを感じないでしょう。

大学や語学学校も数多くあるため、自分の希望に合った教育機関を選ぶことができます。

続いて、韓国第二の都市といえば南東部に位置するプサン。日本から最も近い都市ということもあり、日本人も多く住んでいます。

もちろん、これらの大都市以外の地方を選ぶ人もいます。

例えば、日本人があまりいない環境で学びたい、田舎が好き、韓国のローカルを体験したいなどの理由が挙げられます。南西部の全羅道(チョルラド)や北東部の江原道(カンウォンド)などは、ソウルに比べてゆったりと過ごせ、自然が多く余暇を楽しめます。

地方都市ではありながら交通はとても便利で、ソウルを結ぶ高速列車も整備されています。平日は地方で、週末はソウルで、という楽しみ方もできるでしょう。

その反面、地方によっては方言が強いというデメリットがあることも、韓国語を学ぶ上で知っておく必要があるでしょう。

韓国留学のいろいろなカタチ

ひと言で韓国留学といっても、留学のカタチはさまざま。ここでは、主な3つの教育機関についてご紹介します。

民間の語学学校

韓国留学へ行く人の約半数は、民間の語学学校を選んでいます。民間の語学学校では、一週間未満の超短期から一年間の長期まで、さまざまな留学期間を選ぶことができます。

仕事を休めない社会人や、将来の長期留学を見据えた人などにぴったりです。

午前は韓国語の授業、午後は文化体験を用意しているところがほとんど。文化体験では、韓国の史跡名所巡りや韓国料理、韓国の伝統音楽の体験などができます。また、最近ではダンスやボーカルレッスンなどの授業を取り入れているところも。

留学期間もプログラムの内容も、自分の希望に合わせて選べるのが一番の魅力です。

また、民間の組織が運営しているためサービスが良く、先生や職員との距離が近いので生活上の悩み事や進路の相談がしやすいのも特徴です。

大学付属の語学堂

民間の語学学校と同じぐらい人気なのが、大学付属の語学堂です。韓国の大学では、外国人留学生を対象に韓国語の授業を行う語学堂と呼ばれる付属施設があります。

語学堂では、春夏秋冬の学期に合わせて留学期間が設定されています。一学期は約3ヵ月です。仕事を持っている社会人には難しいため、大学生やワーキングホリデーの人たちに人気です。

語学堂によっては、10日間程度の集中プログラムを用意しているところも。

大学の付属施設だけあって、カリキュラムはとても体系的に整っています。読解、聴解、作文、会話など総合的にバランス良く学ぶことができます。

語学堂は大学のキャンパス内にあるので、教室を一歩出れば韓国人の学生たちがたくさん行き交っています。また、図書館や食堂など大学の施設を利用できることもメリットです。

大学の正規学生ではないにもかかわらず、韓国のキャンパスライフにどっぷり浸かることができるのが一番の魅力だといえるでしょう。

大学・大学院への正規留学

最近では、韓国の大学や大学院へ正規留学する人も増えてきました。正規留学となると、応募条件が厳しく申請書類がかなり多いため、一人で準備するには難しい面があります。

そのため、日本の高校や大学を卒業してすぐ韓国へ正規入学する人よりも、韓国の語学学校や語学堂を経て大学へ進学する人の方が多いでしょう。

まずは語学学校や語学堂で韓国語をしっかり学び、韓国で一定期間生活しておけば、日本からいきなり正規留学するよりもスムーズだからです。

韓国の大学や大学院へ正規留学する場合、現地の学生とは異なる外国人留学生対象の入学試験を設けていることがほとんどです。

韓国留学の滞在先

韓国での留学中はどんな場所で生活しているのでしょうか。ここでは、日本人留学生がよく利用している代表的な5つの滞在先をご紹介します。

大学付属の語学堂へ留学する場合、寮に滞在することが最も多いでしょう。寮も大学の施設の一部なので、セキュリティが安心で部屋の中もきちんと管理されています。

2~4人部屋でシャワーとトイレは共用というところが一般的です。寮は大学の敷地内か、キャンパスから近いところにあることがほとんどなので、通学に時間がかからないというのもメリットの一つです。

下宿(ハスク)

韓国の一般家庭では下宿(ハスク)を運営していることがあります。多くの場合、部屋は一人ずつ与えられますが、トイレとシャワーは共用になります。

ハスクには家主が一緒に住んでいることが多く、一日二食の食事を提供してくれます。韓国の家庭を体験できるという面ではホームステイと似ていますが、だいたい3~4人の学生が同時に暮らしていることがほとんどです。

ワンルーム

韓国でワンルームを借りて暮らしている留学生もたくさんいます。ただし、韓国の不動産で賃貸契約を交わすためには、韓国語はもちろん韓国の不動産事情もよく知っておく必要があります。韓国では、不動産詐欺が多く存在するからです。

韓国のワンルームは、プライベートの空間を持ちたい人にとってはとても快適な場所です。トイレとシャワーも部屋の中に完備されている物件が多く、韓国での一人暮らしを満喫できるでしょう。

考試院(コシウォン)

韓国特有の滞在先といえば、考試院(コシウォン)。二畳分しかない部屋が横一列に連なった宿泊施設です。部屋はとても狭小スペースですが、机やテレビ、ベッドなど最低限の家具がすっきりと収まっています。キッチンやトイレ、シャワーは共用です。

民間の語学学校へ留学する場合、提携しているコシウォンを手配されることが多いでしょう。毎日外出するので部屋は寝るだけ、という人に向いています。

ホームステイ

韓国の一般家庭を体験したいという人なら、ホームステイがおすすめ。ホームステイ先を紹介してくれる留学エージェントや語学学校を選べば、ホームステイの手配を行ってくれます。

多くの場合、出発前に家族構成や部屋の間取りなどの情報を得ることができます。せっかく韓国に滞在するのだから、一般家庭の暮らしを体験できる絶好のチャンスです。

まとめ

ますます人気を集めている韓国留学。その目的や留学のカタチは人によって実にさまざまです。韓国は、政府をあげて外国人留学生の受け入れを積極的に行っています。そのため、留学プログラムの内容はさらに多様化し、自分の思い描く韓国留学を実現させることができるのです。

これから韓国留学を考えている方は、ぜひ自分なりの答えを探してみてくださいね。

韓国留学の費用を期間別に解説!留学費用を抑える5つの方法とは?

韓国留学の費用を期間別に解説!留学費用を抑える5つの方法

これから韓国へ留学するために、少しずつ資金を準備している人も多いことでしょう。韓国留学にはいったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

そこで今回は、留学期間別の留学費用の目安と、留学費用を抑えるコツをあわせて解説します。

留学費用の期間別の目安

韓国留学といえば最短で数日、中長期になると半年〜1年まで、希望に合わせて留学の期間を選べるのが魅力です。

主な留学先として、大学付属の語学堂と民間の語学学校があります。それぞれの留学期間とおおよその費用をご紹介します。

語学堂の場合

授業料滞在費(寮)生活費合計
1ヵ月約12万円約3万円約5万円約20万円
3ヵ月約17万円約9万円約15万円約41万円
半年約32万円約18万円約30万円約80万円
1年約64万円約36万円約60万円約160万円

多くの語学堂では正規課程と短期課程があります。正規課程は4学期(春夏秋冬)に分けられ、1学期は10週間です。そのため、3ヵ月留学したい場合は1学期のみ、半年なら2学期、1年なら4学期で入学申請をすることになります。

短期課程は、夏季休暇や冬季休暇に合わせて1週間~1ヵ月程度開講されます。それぞれの留学費用の目安は、次のとおりです。

  • 1ヶ月 1,200,000ウォン程度(約120,000円)
  • 3ヶ月 1,400,000~2,000,000ウォン(約140,000~200,000円)
  • 半年  2,600,000~3,740,000ウォン(約260,000~374,000円)
  • 1年  5,200,000~7,480,000ウォン(約520,000~748,000円)

民間の語学学校の場合

授業料滞在費(コシウォン)生活費合計
1ヵ月約7万円約5万円約5万円約17万円
3ヵ月約18万円約15万円約15万円約48万円
半年約35万円約30万円約30万円約95万円
1年約70万円約60万円約60万円約190万円

多くの語学学校では、数日~数週間の集中コースと1ヵ月の正規コースがあります。語学学校に中長期通う場合は、1ヵ月の正規コースを続けて延長していく形になります。

もちろん語学が向上するにつれ授業の内容も変わり、上級のクラスへレベルアップしていきます。民間で運営されているため、時期によっては入学金や授業料の減額キャンペーンなどが実施される場合も。

ただし、民間の語学学校では留学ビザの発行ができません。

そのため、中長期で語学学校に通う場合、90日以内の短期滞在を目的とする観光ビザで出入国を繰り返すか、H-1(観光就業)ビザつまりワーキングホリデーを取得しなければなりません。

  • 1ヶ月 600,000~850,000ウォン(約60,000~85,000円)
  • 3ヶ月 1,350,000~2,320,000ウォン(約135,000~232,000円)
  • 半年  2,700,000~4,390,000ウォン(約270,000~439,000円)
  • 1年  5,400,000~8,530,000ウォン(約540,000~853,000円)

韓国留学にかかる費用

それでは実際に、語学堂と語学学校ではどれぐらいの授業料や諸費用が必要なのかを見ていきましょう。ここでは、日本人留学生に人気の教育機関をピックアップしました。

なお、授業料および諸費用は学校の都合により変更となる場合があります。

大学付属の語学堂

延世(ヨンセ)大学校 韓国語学堂

正規課程1学期(10週間)

  • 申込手数料 80,000ウォン(約8,000円)
  • 授業料 1,770,000ウォン(約177,000円)
  • 教材費 89,000ウォン~150,000ウォン(約8,900~15,000円)

 短期課程(3週間)

  • 申込手数料 80,000ウォン(約8,000円)
  • 授業料 965,000ウォン(約96,500円)
  • 文化体験費 100,000ウォン(約10,000円)

高麗(コリョ)大学校 韓国語センター

正規課程1学期(10週間)

  • 入学金 90,000ウォン(約9,000円)
  • 授業料 1,750,000ウォン(約175,000円)教材費別途

 短期集中課程(12日間)

  • 授業料 788,000ウォン(約78,800円)選考料含む

ソウル市立大学校 韓国語学堂

正規課程1学期(10週間)

  • 入学金 50,000ウォン(約5,000円)
  • 授業料 1,350,000ウォン(約135,000円)教材費別途

 短期プログラム(15日間)

  • 登録費 50,000ウォン(約5,000円)
  • 授業料 950,000ウォン(約95,000円)

短期プログラム(1週間)

  • 登録費 50,000ウォン(約5,000円)
  • 授業料および文化体験 450,000ウォン(約45,000円)

釜山(プサン)大学校 言語教育院

正規課程1学期(10週間)

  • 授業料 1,400,000ウォン(約140,000円)入学金、教材費、文化活動費含む

 短期課程(1週間)

  • 授業料 600,000ウォン(約60,000円)※

短期課程(2週間)

  • 授業料 980,000ウォン(約98,000円)※

※教材費、文化体験費、宿泊費、朝食代込み

慶北(キョンブク)大学校 言語教育センター

正規課程1学期(10週間)

  • 入学金 70,000ウォン(約7,000円)
  • 授業料 1,300,000ウォン(約130,000円)教材費別途

民間の語学学校

ベストフレンド韓国語学校

  • 入学金 250,000ウォン(約25,000円)
  • 授業料(1ヵ月) 590,000ウォン(約59,000円)
  • 教材費 100,000ウォン(約10,000円)

イージーコリアンアカデミー

  • 授業料(4週間) 450,000ウォン(約45,000円)教材費別途、レベルテスト 5,000ウォン(約500円)申し込み時返金
  • 授業料(4日間集中コース) 470,000ウォン(約47,000円)※
  • 授業料(1週間コース) 520,000ウォン(約52,000円)※
  • 授業料(2週間コース) 790,000ウォン(約79,000円)※

※文化体験、公演観覧、映画鑑賞、教材費込み

ソウル韓国語アカデミー

  • 入学金 20,000ウォン(約2,000円)
  • 授業料(1ヵ月) 540,000ウォン(約54,000円)教材費別途
  • 授業料(5日間集中コース) 550,000ウォン(約55,000円)入学金、教材費含む

韓国での滞在費や生活費はいくら?

韓国での滞在費は、地域や場所によって異なります。ソウルの場合、主な1ヵ月の滞在費は次のとおりです。地方都市ではやや安い傾向にあります。

大学の寮約1~5万円
ワンルーム約5~6万円(別途、入居時に保証金が必要)
ホームステイ約8~12万円
考試院(コシウォン)約3~5万円
下宿(ハスク)約3~5万円

その他の生活費としては、主に食費や通信費、お小遣いなどが必要になります。

一般的な飲食店では、一食当たり10,000~13,000ウォン(約1,000~1,300円)ぐらいかかります。語学堂に留学する場合は、キャンパス内の学食が利用できます。

学食はとても安く、だいたい3,000~8,000ウォン(約300~800円)のメニューがそろっています。

特に中長期で留学する場合は、韓国でスマートフォンを契約することもあるかもしれません。通信会社やデータ使用量などによっても異なりますが、だいたい毎月30,000ウォン(約3,000円)以上は考えておきましょう。

韓国語はどれぐらい伸びる?

留学費用を貯めて韓国留学するからには、どのぐらいの成果が得られるのかが気になる点です。韓国語がどれぐらい伸びるかは、留学前の韓国語のレベルによって異なります。

だいたいの目安として、韓国語の入門から学ぶ場合、3ヵ月~半年で現地の人の話す言葉が聞き取れるようになり、日常生活で支障のない会話ができるようになるまでは半年~9カ月程度かかるでしょう。

韓国留学へ行くまでにある程度勉強していた場合は、その半分ぐらいの期間で韓国語の伸びが実感できるはずです。日常生活での会話とは、例えば買い物や病院などの場面で使われるコミュニケーションを指します。

もし、ニュースの内容を理解したり、自分の考えを論理的に述べたりするようなレベルの語学力を望むのであれば、少なくとも1年は必要です。

もちろん、もともとの韓国語レベルや勉強方法などによってかなり差が出ます。留学期間も重要ですが、留学中にどう過ごすかが成果に大きな影響をもたらすといえるでしょう。

留学費用を考えるときのポイント

これらの留学費用を見て、高いと感じるか安いと感じるかは人によって異なるでしょう。韓国留学にどれだけ投資するかは、留学前にしっかり考えておく必要がありそうです。

高校生や未成年の場合

例えば高校生や未成年の場合、自分でアルバイトをして貯めた資金で留学費用をまかなう人もいます。韓国語を伸ばしたいという思いもあるでしょうが、まずは経験のために韓国留学へ行くという考え方もひとつです。

まだ日本での社会経験が少ない上、家族や友人から離れ韓国で一人暮らしをすること、韓国の学校に通うこと、限られた持参金でやり繰りすること。そのすべてが新しい経験です。

実際に、高校生や未成年のうちに中長期留学する人よりも、まずは短期留学を経験し、数年後にまた中長期留学にトライする人が多いです。

社会人の場合

社会人の場合は、お金より時間の方が限られているケースが多いでしょう。語学学校であれば数日~数週間の留学期間を選べるので、仕事の休暇を使う人もいます。

また、思い切って会社を辞めてワーキングホリデーで韓国留学へ行く場合は、その分しっかり成果を持って帰りたいと思うのが当然でしょう。

韓国留学を終えたあとの次のステップを考えたとき、それ相応の成果がなければ、次の仕事につながらないかもしれません。そのためにも、今はしっかり投資する時期だと考え、韓国語や韓国での生活など自分の好きなことに集中することをおすすめします。

留学費用を抑える5つの方法

少しでも留学費用を抑えたいなら、地域や学校を決める前にいろいろな方向性を探ってみるといいでしょう。例えば、次のような方法がおすすめです。

留学エージェントを使わない

留学エージェントは、学校への入学手続きや滞在先の手配、空港ピックアップなどを代行してくれる留学の強い味方。でも、やはり経済的には負担が大きくなるのは事実です。

未成年者や韓国語初級者の場合は難しいかもしれませんが、できるだけ自分で手配した方が留学費用をぐんと抑えることができます。

ほとんどの語学堂や語学学校では、日本語のホームページがきちんと用意されています。日程から費用、申し込み方法まで詳細に記載されているので、入学手続きについてはある程度の語学力があれば難しくないでしょう。

また、日本語の可能な担当者が常駐していることが多いので、滞在先や大学への行き方などもメールで気軽に相談できるはずです。

奨学金を利用する

語学堂によっては、奨学金を用意している大学があります。例えばソウル市立大学の場合、出席率と成績によって授業料の全額あるいは10%、20%の奨学金が受けられます。

現地での努力次第で奨学金を受け取ることができれば、結果的に留学費用を安く抑えられます。

地方都市へ留学する

ソウルで人気の有名大学は、授業料が高い傾向にあります。留学費用を抑えたいなら、国公立大学や地方の大学がおすすめ。なんと1学期あたりの授業料は50,000円近くもの差があります。

授業料が安い語学堂は授業のレベルが低いのでは?と不安になるかもしれませんが、各大学では体系的なカリキュラムに沿った専門性の高い韓国語教育が行われているので安心です。

滞在先を工夫する

語学堂や語学学校によっては、専用の寮を用意しているところがあります。朝食付きの寮であれば、食事代も節約できます。自分で手配する場合、ワンルームやホームステイは滞在費が高くなります。

費用重視であれば考試院(コシウォン)がおすすめ。部屋はとても狭いですが、共用キッチンでは白ご飯やパン、ラーメンなどがいつでも無料で食べられるところが多く、簡単な食事にも困りません。

ワーキングホリデーを利用する

留学前に準備できる資金が限られている場合は、韓国で生活しながらアルバイトができるワーキングホリデーがおすすめ。

韓国の最低賃金は時給9,620ウォン(約962円)と高めなので、語学堂や語学学校に通いながらでもある程度の生活費を稼ぐことができます。

韓国留学の費用に関するよくあるご質問

韓国留学にあたって、最も多い質問はやはり費用に関することです。ここでは、その中から次のようなご質問をピックアップしてお答えします。

生活用品を安く手に入れるためにはどうすればいいですか。

韓国へ留学して間もないうちは、生活用品が何もない状態です。短期留学であれば日本から持って行ったり、滞在先に用意されているものを使ったりしてもいいでしょう。中長期留学になると、家具や家電も必要になってきます。

そんなときに便利なのが、中古で安く譲ってもらう方法です。語学堂や語学学校の掲示板で、不要になった生活用品に関する情報が得られることがあります。特に、授業で使う教科書は譲ってもらえることが多いでしょう。

その他にも、最近では便利な中古取引アプリがあります。定期的にチェックしておけば、お得に手に入れることができるでしょう。

留学中に一番お金がかかるのはどんなことですか。

韓国は日本と同様、年々物価が上がっています。特に外食に必要な費用は日本とあまり変わらないでしょう。一般的な飲食店で食事をすると、だいたい10,000~13,000ウォン(約1,000~1,300円)ぐらいかかります。

滞在中、もし毎日外食をしていたら大きな負担になってしまいます。食事にお金をかけたくない場合は、食事付きの滞在先を選ぶといいでしょう。

留学中の生活費はどのような形で持って行くのがいいですか。

韓国では日本以上にカード社会なので、クレジットカードを利用する人が多いでしょう。韓国では、スーパーや飲食店はもちろん病院や郵便局、コンビニでもカードで支払うのが一般的。

中長期留学の場合、途中で授業料を支払う場面が出てくるかもしれません。多くの場合、学校でもカード払いが可能です。もし現金で持って行く場合は、ソウル市内の両替商を利用すれば手数料を節約することができます。

韓国の銀行口座は外国人でもすぐに作れますか。

韓国では、銀行口座の悪用を防ぐため、新規での口座開設が非常に厳しくなりました。短期留学の場合ではまず不可能でしょう。中長期で滞在する留学生の場合は、学生証と外国人登録証、パスポートなどがあれば比較的作りやすいといえます。

ただし、キャンパス内や学校の前にある銀行で作った方が安心です。同じ銀行でも、学校から離れた支店では対応してくれないことがあります。

韓国と日本の物価はどちらが高いですか。

韓国と日本の物価の比較は一概にいえません。一般的にバスや地下鉄などの交通費は韓国の方が安く、食費や衣服、生活用品などは日本と同等以上でしょう。

毎日の生活で少しでも費用を抑えたいなら、昔ながらの市場やローカルな飲食店を利用するのもおすすめ。現地の人しか行かない場所であれば、もっと安く生活できます。

まとめ

今回は、留学期間別にかかる費用を見てきました。留学費用を少しでも抑えたいなら、学校や滞在先を決める前に、しっかりリサーチして検討を重ねることがポイントです。

その上で、韓国での留学生活で何を最も重視するのかを考えてみましょう。留学費用を少しでも抑えたい人もいれば、語学力を伸ばすためなら費用は惜しまないという結論に至る人もいるかもしれません。

ぜひ自分に合った留学プランを見つけてくださいね。

韓国の大学や大学院へ留学する方法とは?受験資格や学費などを徹底解説

韓国の大学や大学院へ留学するなら!受験資格や学費などを徹底解説

韓国は日本から地理的に最も近く、留学先としてますます人気を集めています。最近は短期留学ではなく、韓国の大学や大学院へ正規留学する人も増えています。

そこで今回は、韓国へ正規留学する場合の受験資格や学費、おすすめの大学や卒業後の進路までご紹介します。

韓国の大学と大学院の概要

韓国の大学は日本と同じく4年、大学院の修士課程は2年、博士課程は2年となっています。新学期は3月に始まり、前期が3~6月中旬、後期は9~12月中旬までです。それぞれの学期に中間試験と期末試験があります。

大学に入学した年はその学部に関する概容を学び、2年生以降により専門的な学問を学ぶ専攻やコースを選択するという流れが多く見られます。大学院の場合は、日本と同じく自分が研究したい分野を決め、担当教授の元で研究を行っていきます。

韓国では何十もの学部学科を持つ大規模大学がとても多く、一般的に学生数も3万人近く在籍しています。キャンパスもかなり広大で、大学を中心として周辺には飲食店や娯楽施設などが集まり、学生街が形成されています。

正規留学する場合の主な受験資格と試験内容

それでは、留学生が韓国の大学へ正規留学する場合の主な受験資格を見ていきましょう。

受験資格は大学によって異なります。また、受験する学部学科によっては韓国語能力試験TOPIK4級や5級が求められることも。詳しくは受験する大学や大学院の入試要項をしっかり確認しましょう。

韓国の大学への主な受験資格

  • 両親が外国人であること
  • 海外で小・中・高校の12年課程を修了した者
  • 韓国語能力試験TOPIK3級以上あるいは韓国における大学付属の語学堂4級以上を修了

韓国の大学院への主な受験資格

  • 両親が外国人であること
  • 修士課程は韓国国内外の大学で学士の学位を取得した者、博士課程は韓国国内外の大学院で修士の学位を取得した者
  • 韓国語能力試験TOPIK3級以上あるいは英語能力TOEFL iBT 71、TOEIC750点以上など

外国人留学生向けの試験内容

まず大前提として、韓国の大学では外国人留学生向けの入学試験が用意されています。現地の学生が受ける入学試験とは異なります。もちろん韓国で実施されている大学入学共通テスト(センター試験)も受験する必要はありません。

外国人留学生向けの入学試験は、一般的に書類選考のみという大学や大学院がほとんどです。書類選考は、入学願書や志望理由書、研究計画書などの応募書類をもとに行われます。

一部の学部学科では、面接試験を1回行うところもあります。

韓国の大学や大学院の学費はいくら?

韓国へ正規留学となれば、留学期間が長いため経済的にも負担が大きくなります。大学選びと同時に、学費についても事前にきちんとチェックしておきましょう。

大学によっては奨学金が用意されている場合もあります。選考基準はさまざまですが、学業成績や学内活動などによって授業料の減免を受けられるところが多いようです。

学費は私立か国公立か、理系か文系かによって大きく異なります。ここでは、おおよその学費をまとめました。

大学の場合(年間)

私立 7,000,000~10,000,000ウォン(約700,000~1,000,000円)

国公立 4,000,000~6,000,000ウォン(約400,000~600,000円)

大学院の場合(年間)

私立 8,000,000~10,000,000ウォン(約800,000~1,000,000円)

国公立 5,000,000~6,000,000ウォン(約500,000~600,000円)

大学や大学院へ入学しやすくする3つの方法

語学堂とは違い韓国の大学や大学院への正規留学となれば、周囲はみんな韓国人の学生たち。その中に入って同じ授業を受け、同じ試験を受け、単位をきちんと取得して卒業しなければなりません。

学位取得という大きな目標を掲げたこの留学生活を成功させることは、決して簡単なことではありません。

そこで、少しでも正規留学をしやすくする方法を3つご紹介します。

まずは大学付属の語学堂へ留学する

大学入試の受験資格で求められている韓国語の語学力は、韓国語能力試験TOPIK3級以上が一般的です。3級とは、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニングすべての能力が日常生活に困らない程度とされています。

そのため、語学力が達していない場合は、大学受験の前にまずは付属の語学堂へ留学する人がとても多いです。

語学堂は1ヵ月程度の集中課程や1学期10週間の正規課程があります。また、事情によりTOPIKの試験結果を提示できない場合でも、語学堂で韓国語のクラスを修了しておけば、受験資格を満たしたとみなす大学もあります。

願書の提出書類には、語学堂の成績や在籍証明書を添付する場合もあり、これで語学要件をクリアできることがあります。

最近は独学でTOPIK中級レベル以上に合格する人もいますが、正規留学をして大学の講義を受けるとなると別問題です。韓国での留学生活に慣れるという意味でも、語学堂に通うことはその後の正規留学にとても役立つでしょう。

留学生の多い大学や大学院を選ぶ

大学を選ぶポイントは人によってさまざまです。大都市にある人気の有名大学もあれば、知名度の低い地方の大学もあります。大学や大学院への入学は、あくまでスタートに過ぎません。

在学中きちんと単位を取得して卒業するためには、留学生を多く受け入れている学校を選ぶのも1つのポイントです。なぜなら、教授や職員、寮の管理人だけでなく周りの学生たちも留学生の対応に慣れているからです。

もし不慣れな大学を選んでしまうと「問題が起こった場合にきちんと対応してくれない」「留学生だからと後回しにされる」「言葉が通じなくて苦労する」などのケースが見受けられます。

語学力を伸ばすためにも、留学生の少ない学校へ留学したいと考える人もいるでしょう。正規留学は短期留学とは違い、学歴に大きく関わることです。

大切な4年間または2年間を過ごすキャンパスは慎重に選んだ方がいいでしょう。

大学院の場合は教授にコンタクトを取る

韓国の大学院に限ったことではありませんが、実際に大学を受験する前に、教授にコンタクトを取りましょう。まずは大学院のホームページをくまなくチェックし、自分の研究したい分野を絞り込みます。

その分野と合致する教授を探し、教授の元で研究したい旨を個別にメールなどでお願いしておくと、入学後がスムーズになります。

韓国の大学と大学院の特徴

韓国の学生は、実際にどのようなキャンパスライフを送っているのでしょうか。日本とは少し違う姿も多く見受けられます。

韓国への正規留学を考えているなら、これから自分がどんな環境で大学生活を送ることになるのか、イメージしてみてみましょう。

夜間で学ぶ学生も多い

韓国では、学費を自分で払うため昼間はアルバイトをし、夜間の授業を受ける大学生も多くいます。夜間に開講されている授業も多く、キャンパスは夜遅くまで明かりがついています。

また、韓国の学生の勉強量は相当なもので、多くの大学では図書館が24時間運営されています。特に試験前になると、早朝から図書館の席の争奪戦が始まります。

休学する学生が多い

韓国の大学生はそのまま4年でストレートに卒業する学生は少なく、だいたい2~3回休学する人が多いです。休学の最も大きな理由は、やはり兵役。韓国の男性は満18歳で徴兵検査の対象となるため、多くの男子学生が若いうちに大学を休学して入隊します。

それ以外には「社会勉強(アルバイトやインターンシップなど)をしたいから」「英語を勉強したいから」という理由がとても多いです。

そのため、教室には30歳を超えた大学生の姿もめずらしくありません。韓国では、大学生のうちにできるだけいろいろな経験を積むことが社会的に許されている環境だといえます。

キャンパス内で過ごす時間が長い

日本では大学生になるとアルバイトを始める学生がとても多いですが、韓国ではあくまでも勉強が優先です。

午後4~5時に授業が終わった後も、図書館で過ごしたり友達と運動場で遊んだりと、キャンパス内で過ごす時間がとても長いです。その分、朝から夜まで友達と一緒に過ごしながら、親しい関係を築くことができるでしょう。

卒業要件が厳しい

先述の受験資格のように、韓国語能力さえクリアしていれば、実は韓国の大学や大学院に入学することはあまり難しくありません。一方で、卒業要件はとても厳しいのが韓国の大学。

詳細は大学や学部によって異なりますが、大学の単位以外に、専門の資格や英語の語学力を取り入れているところもたくさんあります。英語とは全く関連のない学部学科であっても、TOEICやTOEFLなどの卒業に必要な点数が決まっていることがあります。

また、卒業要件ではありませんが、就職を見据えて韓国の大学生はいろいろな経験を積まなければなりません。

海外留学やインターンシップ、ボランティア活動、パソコン関連の資格、学内行事への貢献度などがこれに当たります。これらは就職活動の基本になるため、ほとんどの学生がクリアしようと努力しています。

もちろん大学の成績も就職に大きく影響します。もし中間試験や期末試験で良い成績が取れそうになかったら、あえて試験を受けずに再履修を選ぶ学生も。CやDの成績ならば、もう一度最初から授業を受け直してAを目指すということです。

留学生も決して例外ではありません。韓国の大学を卒業し、韓国で就職活動をするのであれば、現地の学生と同じように努力する必要があります。

韓国には一般大学院と専門大学院、特殊大学院の3つがある

学部を卒業した学生の多くが進学する一般大学院は、学術研究を目的としています。専門大学院とは、法律や医学、建築などのように一般大学院よりはるかに高い専門性が求められる分野を研究します。

特殊大学院とは、主に社会人が夜間に通う大学院で、教育に携わる人や会社の経営者などが業務に役立てるために通っています。

韓国のおすすめ大学

それでは、韓国のおすすめの大学をいくつかご紹介します。ソウルの有名な名門大学から地方の大学まで、特色のある大学をピックアップしました。

延世(ヨンセ)大学校

延世大学校は韓国でトップクラスの私立大学です。本校と分校を合わせて25大学(学部)、20大学院があり、留学生は約3,500人が在籍しています。1885年創設で、韓国では最も歴史の長い名門大学です。

 学生数 学部 24,651人 大学院 12,709人

 学費(年間)  人文科学 8,456,000ウォン(約845,600円)

         自然科学 9,106,000ウォン(約910,600円)

 ホームページ https://www.yonsei.ac.kr/sc/index.jsp

 引用 https://www.yonsei.ac.kr/sc/intro/status1_1510.jsp

おすすめポイント

日本人留学生も多く、大学の受け入れ態勢がとても整っています。留学生専用の教養講義が充実しており、韓国語のレベルに応じて留学生活をスムーズにスタートさせることができます。

韓国ソウル最大の学生街に位置し、授業以外でも充実した留学生活を送ることができます。

高麗(コリョ)大学校

高麗大学校は、延世大学校とトップを争う私立の名門大学です。韓国ソウルの北東部に広大なキャンパスがあります。24の大学(学部)と23の大学院があり、約2,500人の留学生が在籍しています。1946年の創設以来、各界の専門家を多数輩出してきました。

 学生数 学部 26,004人 大学院 10,750人

 学費(年間)  人文科学 7,158,000ウォン(約715,800円)

         自然科学 8,668,000ウォン(約866,800円)

 ホームページ https://www.korea.ac.kr/mbshome/mbs/university/index.do

 引用 https://www.korea.ac.kr/mbshome/mbs/university/subview.do?id=university_010106000000

おすすめポイント

中心部から少し離れているため、落ち着いた環境で勉強や研究に集中することができます。学生同士の関係が強く、留学生の学位取得のためのバディプログラムがあります。

高麗大学校の学生が、専攻として学んでいる勉強はもちろん学生生活もサポートしてくれます。

建国(コングク)大学校

建国大学校はソウル中心部から地下鉄で約15分離れた場所にあります。1946年創設の私立大学で、13の大学(学部)と13の大学院があります。約1,800人の留学生が学んでおり、そのうち日本人留学生は約130人です。獣医学部や畜産学部が有名で、大学では牛乳やハムを製造しています。

 学生数 学部 22,978人 大学院 5,895人

 学費(年間)  人文科学 6,760,000ウォン(約676,000円)

         自然科学 8,143,000ウォン(約814,300円)

 ホームページ http://www.konkuk.ac.kr/do/Index.do

 引用 https://www.konkuk.ac.kr/jsp/Intro/intro_05_05.jsp

おすすめポイント

大学のすぐ隣には大公園があるほか、キャンパスの中には大きな湖があり、大都市ソウルでありながら自然豊かで自由な環境で留学生活を送ることができます。また、他の大学に比べて日本人留学生がやや少ない傾向にあります。

韓国外国語(ハングッウェグゴ)大学校

韓国外国語大学校は1954年創設の韓国を代表する外国語大学です。外国語に特化した大学として、世界でもトップレベルの言語学者を輩出してきました。29の大学(学部)と9の大学院があり、約2,300人の留学生が学んでいます。

 学生数 学部 16,593人 大学院 2,529人

 学費(年間)  人文科学 6,946,000ウォン(約694,600円)

         自然科学 7,711,000ウォン(約771,100円)

 ホームページ https://builder.hufs.ac.kr/

 引用 https://www.academyinfo.go.kr/popup/pubinfo1690/list.do?schlId=0000192

おすすめポイント

韓国を代表する外国語大学だけあって、キャンパスはとてもグローバル。世界各国の40を超える言語を学ぶことができます。外国語教育や通訳翻訳の専攻もあり、語学プラスαを学んで卒業後の進路に活かすことができます。

仁荷(インハ)大学校

仁荷大学校は、ソウルから電車で約1時間半離れた仁川(インチョン)にある私立大学。1954年創設で、仁川では最も長い歴史を誇る大学です。11の大学(学部)と11の大学院があり、約1,500人の留学生が在籍しています。

工科大学から始まったこともあり、特に理工系に強いのが特徴です。

 学生数 学部 17,175人 大学院 3,173人

 学費(年間)  人文科学 6,670,000ウォン(約667,000円)

         自然科学 7,968,000ウォン(約796,800円)

 ホームページ https://www.inha.ac.kr/kr/index.do

 引用 https://www.inha.ac.kr/kr/942/subview.do

おすすめポイント

理工系を目指す人には特におすすめしたい大学。人文系では国際通商学や経営学などが学べます。ソウルまでのアクセスが良く、授業以外でも有意義に過ごせます。また、ソウルの大学に比べて留学生数がやや少ないのも特徴です。

釜山(プサン)大学校

釜山大学校は、韓国第二の都市、釜山にある国立大学です。1946年創設の歴史ある大学として、国家と人類社会の発展に寄与する有能な人材を養成してきました。16大学(学部)と13の大学院があり、約1,300人の留学生が勉強に励んでいます。

 学生数 学部 26,611人 大学院 8,428人

 学費(年間)  人文科学 3,439,000ウォン(約343,900円)

         自然科学 4,625,000ウォン(約462,500円)

 ホームページ https://www.pusan.ac.kr/kor/Main.do

 引用 https://www.pusan.ac.kr/kor/CMS/PdfViwerMgr/BNUstatList.do?mCode=MN169

おすすめポイント

国立大学だけあって学費がとても安いのが魅力。大学や大学院への進学を見据えて付属の語学堂へ留学する人も少なくありません。週末や休暇には周辺の地方都市へ足を延ばすことができます。

日本人留学生が選びやすい専攻は?

それでは、実際に日本人留学生はどのような学部学科で学んでいるのでしょうか。ここでは、日本人留学生が韓国で選びやすい専攻をご紹介します。

  • 国語国文(韓国語や韓国の文学、韓国語教育などについて学ぶ)
  • 国際通商、貿易関連(外国との商業取引や貿易について学ぶ)
  • 国際政治、外交関連(外国との政治や外交について学ぶ)
  • ホテル経営、観光関連(観光産業やツーリズムについて学ぶ)
  • 教育関連(韓国の歴史、教職について学ぶ)

韓国の大学や大学院へ正規留学を考えているなら、専攻選びはとても重要です。もちろん関心の高い分野を選ぶことが最も重要ですが、きちんと授業を理解して単位を取得しなければなりません。

ただその分野が好きだからだけではなく、実際にどんな授業があるのか、4年間または2年間の履修スケジュールや卒業要件まで、事前にチェックしておくことをおすすめします。

韓国の大学や大学院への留学に関するよくあるご質問

韓国へ正規留学するにあたって、よく聞かれる質問をまとめました。ぜひ留学準備の参考にしてください。

韓国の大学を卒業後、どんな進路が考えられますか。

韓国の大学を無事に卒業したら、大きく3つの進路が考えられます。韓国で就職、日本で就職、大学院への進学です。大学で学んできた専攻と関連性の高い職業への就職を目指す人が多いでしょう。

大学のパンフレットには、その学部学科の卒業生が実際にどのような職業に就いているかが紹介されています。進路が不安な人は、一度確認してみるといいでしょう。

また、韓国であれば日本人の人材を求める会社や組織が数多くあります。どの進路であれ、韓国の大学で学士の学位を取得したということは、次のステップへの大きな強みになるはずです。

韓国語が学べる、または韓国留学ができる日本の大学はありますか。

韓国語を専攻として学べる大学は日本にも数多くあります。首都圏や関西はもちろん、地方の大学でも可能です。日本の大学で韓国語を専攻したい場合は、国際大学や外国語大学を主に調べてみるといいでしょう。

また、韓国語専攻がない大学でも、第二外国語として韓国語を選ぶことができる大学はかなりの数があります。多くの日本の大学では、韓国への留学プログラムを設けています。

大学のホームページやパンフレットなどを見ると、韓国の協定校や留学プログラムの有無を確認できます。

正規留学と語学堂への留学との大きな違いは何ですか。

正規留学と語学堂への留学は、学位の取得を目的としている点が大きく異なります。語学堂はあくまで外国人留学生の韓国語習得を目的とした教育機関です。就職にあたって、学位の有無は大きな差が生じます。

また、勉強する環境も大きく異なります。語学堂で学ぶ学生はすべて外国人留学生ですが、正規留学となると韓国人の学生に囲まれて授業を受けることになります。

もちろん中間試験や期末試験も、韓国人の学生たちと競い合うことになります。それほど正規留学はハードルが高いといえるでしょう。

正規留学に必要な韓国語レベルはどれくらいですか。

正規留学の受験資格では、韓国語能力試験TOPIK3~4級が必要とされています。ただ実際には、授業を受けながらノートにメモを取り、分厚い参考書を正しく解釈し、試験で良い成績を取らなければなりません。

受験資格はあくまで最低条件であって、入学後の留学生活を成功させるためには、高度な韓国語レベルを身につけておくことに越したことはありません。

最近では、動画サイトでいろいろな大学の授業が公開されています。正規留学の前にぜひ活用しておくことをおすすめします。

韓国の大学の魅力は何ですか。

韓国の大学生はよく勉強し、よく遊びます。学部学科や専攻ごとのイベントも多く、絵に描いたようなキャンパスライフを楽しめるのが魅力です。また、専攻に関わらず英語で開講されている授業が多いため、英語の語学力を向上させたい人にもおすすめ。

留学生を積極的に受け入れている韓国の大学には、留学生数だけで3,000人を超えるところも。国際色豊かなキャンパスで、勉強も自由時間も充実した留学生活を過ごせることに間違いありません。

まとめ

今回は、韓国の大学や大学院への正規留学についてご紹介しました。短期留学とは異なり、多くの時間と費用が必要になります。

その分、正規留学をためらう人も多いかもしれませんが、短期留学では得られない経験と、何より学位という大きな武器を取得できるチャンスです。

今回の内容をぜひ参考にして、正規留学への大きな一歩を踏み出してください。

韓国メイク留学!おすすめの美容学校をご紹介します

韓国でメイクが学べる留学!おすすめの美容学校をご紹介

世界的な韓流ブームの中、今では韓国の美容まで注目を集めています。日本でも、韓国風のメイクやヘアスタイルが大人気です。

そこで今回は、そんな韓国のメイクが学べる留学について詳しくご紹介します。おすすめの美容学校や、韓国でメイクアップアーティストになる方法などの情報が満載です。

ぜひ最後までチェックしてくださいね。

メイクや美容が学べる韓国留学とは?

日本でも、韓国ブランドの化粧品が大人気となり、韓国流のメイク方法にも関心を持っている人がとても増えています。韓国旅行で好きなメイクアップアーティストの手がける化粧品を買いに行ったり、動画でメイク方法を参考にしたりする人も少なくありません。

特に10~30代の若い女性の中には、もっと本格的に韓国メイクを学びたい!と考える人も多いようです。

そんなニーズに応えるため、韓国の留学機関ではメイクが学べる留学プログラムが増えてきています。

実際に本場の韓国でメイクを学び、基礎から上級までのコースを修了するだけでなく、資格試験を受ける人の姿も。かつて韓国語を学ぶためだった韓国留学は、今や美容の世界まで広がってきているのです。

韓国でメイクを学ぶ3つの方法と費用の目安

それでは実際に、韓国でメイクを学ぶためにはどのような方法があるのでしょうか。ここでは、代表的な3つの方法とおおよその費用について解説します。

メイク・美容留学ができる留学エージェントに申し込む

最も簡単なのは、メイクや美容留学ができる留学エージェントを探す方法です。

そもそも留学エージェントとは、事前の留学相談から航空券や学校の手配、出発前のオリエンテーション、留学中の生活サポートまで行ってくれる留学の強い味方。その留学エージェントの中には、カリキュラムにメイクや美容が含まれた留学プログラムを用意しているところがあります。

各種手配や受講手続きなどはすべて留学エージェントを通して行われるため、煩雑な手続きは必要ありません。

留学プログラムの内容は、韓国語の授業と並行できるものや、美容関連の資格取得コースなどもあります。いろいろな選択肢の中から、自分の希望する留学プログラムを選ぶことができます。

授業料や滞在費などを含めたおおよその費用は、3~5日程度の短期留学で7~10万円程度。半年では90万円程度、1年では130万円程度です。ただし、留学エージェントや留学プログラムの内容によって異なります。

語学堂や語学学校に通いながらメイクアップスクールで学ぶ

メイクや美容を学ぶにあたって、ある程度の韓国語を身につけておく必要があります。そのため、渡航後はまず大学付属の語学堂や民間の語学学校で韓国語を学ぶ人がほとんどです。

韓国語の勉強と並行して美容学校に通うケースもあれば、最初の数ヵ月は韓国語を集中的に学び、その後メイクの勉強に移行する人もいます。どちらが向いているかは、人それぞれです。

留学エージェントで用意されている留学プログラムとは違い、自分の好きな美容学校を探して通うことができます。学びたいアーティストやスクールがはっきり定まっている人にはおすすめです。

ただし、自分でスクールを探して受講申請をしなければならないため、韓国語能力はもちろん、いろいろな手続きが必要になります。受講中に何か問題が起こった場合でも、自分で対応しなければならないというデメリットがあります。

費用は、語学堂や語学学校での授業料と滞在費が3ヵ月で50万円前後、半年で80~100万円程度、1年では160~200万円程度です。

それ以外に、美容学校の授業料と材料費が3ヵ月で20~30万円程度かかります。ただし、コースや授業回数、時間数などによって異なります。

美容専門学校や美容関連の学科のある大学へ留学する

韓国では、美容業界でも有名な2~3年制の美容専門学校や、美容関連の学部学科を持つ4年制の大学があります。韓国でメイクを本格的に学び、学位や資格の取得を目指している場合は、これらの教育機関へ正規留学するという方法があります。

もちろん韓国語能力を含め、入試の受験資格を満たしていることが条件になりますが、座学と実技を体系的に学ぶことができるという一番のメリットがあります。

また、きちんと単位を取得し卒業することで、メイクアップ関連の資格や美容師、国家皮膚美容管理士などの資格が付与されます。

専門学校や大学への正規留学となると、留学期間も長く経済的な負担が大きくならざるを得ません。年間の授業料は60~70万円程度で、それ以外に寮費や食費などがかかります。

おすすめの美容学校3選

韓国には数々の有名な美容学校があります。ここでは、大学と専門学校、民間の美容専門スクールからそれぞれ1校ずつご紹介します。おすすめポイントも必見です。

富川大学校 ビューティーケア科 ビューティーデザイン専攻

ソウルから電車で約40分離れた京畿道富川市に位置する4年制大学。キャンパスでは約10,000名の学生が、人文社会や自然科学以外に工学や芸術、芸能から体育まで様々な分野で学んでいます。

ビューティーデザイン専攻では、今まさに世界が注目するK-ビューティーの文化価値を創出するビューティーケア科として、創意的で熟練したマルチプレイヤーの美容専門家の養成に力を入れています。

ホームページ:https://www.bc.ac.kr/bcu/intro.do

おすすめポイント

卒業生は、化粧品会社やメイクアップアーティスト、ビューティーコンサルタント、スタイリスト、マスコミ業界など幅広い分野で活躍しています。また、ソウルから少し離れた落ち着いた環境で学べるだけでなく、ソウルに比べて食費や生活費を少し抑えることができます。

明知専門大学 芸術健康学部 ビューティーマネージメント科

ソウル北西部に位置する明知専門大学は、1974年設立以降、これまで約10万人の卒業生を輩出してきました。学内には韓国語教育センターがあり、海外からの留学生の受け入れ実績が多いのも特徴です。

芸術健康学部では、メイクアップアーティストや皮膚美容師などの人材養成に力を入れています。ネイルアートやヘアデザイン、ファッションスタイリングなど幅広い美容ファッションについて学ぶことができます。

ホームページ:https://jpn.mjc.ac.kr/mjcIndex.do

おすすめポイント

ただ美しく見せるためのメイクでなく、メディカルの視点からスキンケアやマネージメント、化粧品学やマーケティングまで幅広く学ぶことができます。特に、学科での学びを将来の就職につなげたいと考えている人におすすめ。

メイクアップアーティストだけでなく、韓国の化粧品業界で働く上で役立つ知識や経験をしっかり身につけることができます。

ALL THAT BEAUTY ACADEMY(オール ザット ビューティー アカデミー)

釜山や大田、光州など、ソウル以外に合計10支店を展開する民間の美容専門スクールです。8年連続教育ブランド大賞、就業教育大賞を受賞。これまでの受講生の累計は45万人を超え、高い評価と厚い信頼を得ています。

メイクアップの正規コース以外にも、メイク応用、ウェディングメイク、日常生活のメイクなどいろいろなコースが用意されています。

ホームページ:https://www.allthat-beauty.com/m/index.asp

おすすめポイント

学びたい内容はもちろん、毎月の受講回数や受講時間を自分の生活スタイルに合わせて選べます。そのため、韓国語の勉強と並行しながら通うこともでき、自分の希望に近い留学生活を送ることができます。

また、コースは内容によって細分化されており、初心者から上級者までレベルに合わせて学ぶことができるのも特徴です。

韓国でメイクアップアーティストになる方法

韓流メイクを本格的に学び、将来は有名アイドルや俳優のメイクアップアーティストになりたいという夢を持っている人も多いはず。あるいは、韓国のメイクショップに就職して、学んだメイク技法を最大限活かしたいと考える人もいるでしょう。

そのために、韓国でメイクアップアーティストになるための方法についてチェックしておきましょう。

Step1. 韓国語を身につける

まず前提として、韓国でメイクアップアーティストとして働くためには国家資格を取得しなければなりません。もちろん外国人であっても、試験内容や合否判定は韓国の受験者と同じです。

メイクを学ぶ過程はもちろん、最終的に国家試験の取得まで考えているのであれば、韓国語を身につけることは必須といえます。

語学堂や語学学校に通いながら日常生活で必要となる韓国語を学んだ後、さらにメイクの美容学校で使われる専門用語なども理解できるように勉強しましょう。

Step2. メイクを学ぶ

韓国でメイクを学ぶには、大学や専門学校、民間の美容学校などいろいろな選択肢があります。自分の希望する内容が学べるコースを事前にしっかりと比較して、いよいよ本格的なメイクの勉強がスタートです。

美容学校の講義では、メイクの基礎から学べるところがほとんどです。座学と実技をしっかり学んで、メイクのスキルを身につけましょう。

Step3. 国家資格を受験し合格する

韓国でメイクアップアーティストになるためには、国家資格は避けて通れません。正式名称は、「美容師(メイクアップ)国家資格」と呼ばれています。

この国家資格は、筆記試験と実技試験の2つで構成されています。もちろん外国人でも受験が可能です。

国家資格に合格すれば、ついにメイクアップアーティストとしてのスタートラインに立つことになります。

韓国へのメイク留学に関するよくあるご質問

漠然と韓国へのメイク留学を考えていても、留学の方法や将来の進路を含め、いろいろな疑問や不安を抱いているようです。ここでは、3つのよくあるご質問にお答えします。

メイク留学するために韓国語能力はどれくらい必要ですか

韓国語能力がゼロでも、メイク留学をすることはできます。留学エージェントを通してメイク留学すれば、手数料が必要にはなりますが、通訳が同行するサービスを受けることができます。

でもやはり、メイクについてもっと深く学びたいと考えているのであれば、韓国語の勉強は欠かせません。専門学校や大学へ留学する場合、韓国語能力試験(TOPIK)3級以上を出願条件としているところがほとんどです。

実際に韓国語で講義を受けるだけでなく、実習や実技の授業でも細かい指導を受けるためには、それ以上のレベルを目標に勉強しておくことが望ましいといえるでしょう。

韓国へメイク留学したいのですが、何から始めたらいいのか分かりません

なんとなく韓国でメイクを学ぶことに憧れを抱いている人も多いはずです。まずは具体的に、何を学びたいのか、留学できる期間はどれぐらいか、将来はどんな仕事に就きたいのかを考えることから始めましょう。

その上で、最終的な目標を設定し、留学エージェントや美容学校のコース内容を比較してみましょう。

ひと言でメイクといっても、メイクの技法に限らず、化粧品に関する医学的な知識、美容産業でのマーケティングや広告など、学びは多岐に渡ります。将来の仕事につなげたいのであれば、メイクの技法+αを学ぶことも必要となるでしょう。

現在の韓国語能力を考慮し、留学エージェントの利用や、語学堂や語学学校に通うことを検討しましょう。

韓国へのメイク留学を将来どう活かせますか

韓国へのメイク留学は今後ますます増えることが予想されます。韓国はアジアを代表する化粧品ブランドとしての地位を確立し、K-ビューティーは今後さらに世界にその名が広く知られるようになるはずです。

そんな韓国の本場でメイクを学んだということは、将来はいろいろな可能性が期待できます。韓国でメイクアップアーティストとして働くことはもちろん、化粧品業界や美容業界でも学びを十分活かすことができます。

もちろん日本へ帰国して、韓国風の美容専門家として活躍することもできるでしょう。

まとめ

韓国へのメイク留学は、最新の流行を取り入れたメイクアップアーティストとして活躍するための第一ステップ。韓国語の勉強だけでなく、メイクを学ぶということは今後大きな強みになることに間違いありません。

ぜひ本場で憧れの韓国風メイクを学んでみてはいかがでしょうか。

韓国へワーホリに行こう!メリットやデメリットや費用を徹底解説

ワーホリで韓国へ行くなら!メリットやデメリットなどを徹底解説

韓国語を勉強したい、韓国で生活してみたい、韓国で仕事をしたい!という熱い想いを抱いている人の多くが選んでいるワーキングホリデー制度。誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

今回は、ワーキングホリデーで韓国へ行く場合のメリットやデメリット、申請方法や必要な費用、実際にどのような生活を送っているのかなど、事前に知っておきたい内容を徹底解説します。

ワーキングホリデー制度とは?

ワーキングホリデー制度(以下、ワーホリ)とは、二国間または地域間における取り決めにより、一定期間の休暇を過ごす目的として発給されるビザのことです。

一番の特徴は、滞在中の生活費を補うための就労が認められていること。観光や旅行はもちろん、語学の勉強や仕事などいろいろな活動ができるのはワーホリだけの魅力だといえます。

韓国とは1999年4月に始まり、現在は26ヵ国と協定を結んでいます。

ワーホリで韓国へ行くメリット

それでは実際にワーホリで韓国へ行く場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。観光ビザや留学ビザにはないメリットを見ていきましょう。

韓国語の勉強と社会経験の両方が可能

ワーホリでは生活費を補うための就労が許可されているため、韓国語の勉強をしながらでもアルバイトをすることができます。もちろん留学ビザでも資格外活動許可を得ることでアルバイトはできますが、就業時間や職種に制限があります。

その点、ワーホリの方がいろいろな活動をする上で自由度が高いのがメリットです。

授業で習った韓国語だけではなく、教室の外で生きた韓国語に接することができます。アルバイトをしながら人間関係が広がり、日本ではできない貴重な社会経験を積むことができます。

滞在中のスケジュールは自由

ワーホリなら、滞在中にどう過ごすかは自分次第。

例えば、前半は韓国語を集中的に勉強し、後半は自由に旅に出る。韓国語の勉強よりも、短期の旅行ではなかなか訪れにくい離島や田舎暮らしを体験する。韓国をぐるりと一周して現地の人と交流する。など、やりたいことを叶えることができるのはワーホリだけ!

勉強や仕事に疲れたら、自分のペースでひと休みすることもできます。

ワーホリ後の選択肢が広がる

就労が許されているからこそ、海外で仕事を経験したというのは今後の大きな糧になります。将来どんな仕事に就くか、どこで暮らすか、何を目標とするかを考えるきっかけになるはずです。

ワーホリ後はいろいろな可能性が広がります。

ワーホリで韓国へ行くデメリット

メリットの大きいワーホリですが、その一方でデメリットもいくつか挙げられます。ワーホリを利用するにあたって、次のような点はしっかり理解しておく必要があります。

勤めている会社を辞めなければならない

ワーホリ制度が利用できるのは、原則として満18歳以上満25歳(相応の事情があると認められる場合は満30歳)以下です。大学生の場合は、協定校への交換留学や短期留学を利用する人が多いため、実際にワーホリを多く利用しているのは社会人です。

その中には、高校や大学を卒業して会社勤めをしている人もたくさんいます。

ワーホリを利用して韓国へ行く場合、会社を長期間休むことはほぼ不可能なので、会社を辞めなければならないのが一番のデメリットといえます。

やっと仕事にも慣れ、これから会社でどんどん活躍していくはずが、途中でキャリアが途絶えてしまうという現実があります。仕事やキャリアは人生に大きく関わる部分なので、じっくり考えて結論を出す必要があります。

学生よりも自己責任が大きい

学生であれば、語学学校への申請や滞在先の手配など、学校が代行してくれることが多いでしょう。韓国滞在中に何かトラブルが起きた場合でも、基本的には学校が対応してくれます。

それに対して、ワーホリは完全に1人で韓国での生活をスタートさせることになります。渡航前の諸手続きから滞在中の活動など、すべてにおいて自己責任で行わなければなりません。

例えば、アルバイト先の賃金未払いや賃貸契約の詐欺、犯罪や事故なども実際に起こっています。どのようなリスクにも、自分で対処し解決しなければならないという点では、ワーホリのデメリットといえます。

生活するための韓国語能力が必要

韓国語初級者でもワーホリを利用することはできます。ただし、留学とは違いいろいろな手配を自分で行わなければなりません。

例えば、韓国での住居を賃貸契約したり、所持金が限られている場合は渡航後すぐにアルバイトを探したりする必要があります。外国人登録や銀行口座の開設などの各種手続きもしなければなりません。

特にワーホリは現地の人と接する機会が多いぶん、生活するための韓国語能力は身につけておく必要があるでしょう。

ワーホリで韓国へ行くなら、最初にいくら必要?

ワーホリを準備する中で、費用はどれぐらい必要なのかが気になるところです。費用は、ワーホリで滞在中にどのような活動をするかによって大きく異なります。

例えば、語学堂や語学学校へ通う予定の人は登録料や授業料などが必要です。韓国の地方まで旅行に出かける場合は、交通費の負担が大きくなるでしょう。まずはワーホリでどのように過ごすかをイメージしてみましょう。

ワーホリは滞在中に就労が許されているとはいえ、思うようにアルバイトが見つからないこともあります。また、ワンルームやオフィステルの賃貸契約を結ぶ場合は、まとまった保証金が必要になります。

これらを理解した上で、計画的に費用を準備しましょう。

一般的な目安として、渡航前に準備しておくべき費用には次のようなものが挙げられます。

  • 往復航空券 約5万円
  • 海外保険料 約20万円
  • 当面の生活費(3ヵ月分) 約30万円(家賃、食費、おこづかいなど)

合計 約55万円

韓国でアルバイトの探し方

多くのワーホリ利用者が、韓国でアルバイトをしています。それでは、いざ韓国へ渡った後どのようにアルバイトを探せばいいのでしょうか。ここでは、主な3つの方法をご紹介します。

ネットの求人で応募

韓国は日本以上にIT社会が進んでいるので、アルバイトもインターネットの求人で探すことが一般的です。

ただし、韓国語の求人サイトで仕事を探すことになるので、相応の韓国語が必要になります。代表的なアルバイトの求人サイトは次の2つがあります。

・アルバモン  https://www.albamon.com/

・アルバチョングック  https://www.alba.co.kr/

求人サイトを詳しく検索すると、日本語が可能な人や日本人を募集する求人もいくつか見られます。勤務時間や給与、応募方法まですべて記載されているので、じっくり読んでから応募するようにしましょう。

求人サイトに会員登録してオンライン履歴書を作成しておけば、ネット上でいつでもすぐに応募することができます。

また、韓国に滞在中の日本人にとって有益な情報が得られるサイトがあります。ここでも日本人に対する求人情報が載っているので、定期的にチェックしてみるといいでしょう。

・コネスト https://www.konest.com/

お店に直接応募

韓国では個人が経営している小さな飲食店や雑貨屋、カフェなどが多く、店頭にアルバイト募集中の張り紙があることも少なくありません。近所のカフェによく通っていて、店長と親しくなったことからアルバイトを始めた、というようなケースも。

日本のようにアルバイトの条件や教育などが厳しくなく、店長さえOKならすぐ採用!ということもめずらしくありません。

知人の紹介で応募

韓国ならではのアルバイトの探し方といえば、知人からの紹介。人脈が重要だと考えられている韓国では、紹介でアルバイトを見つける人も多くいます。また、あの人が紹介してくれた人なら間違いない!ということですぐ採用されることも。

渡航してすぐは知り合いが少なく難しいかもしれませんが、少しずつ人間関係を広げていくと、思いのほかアルバイトの声がかかることもあります。

実際にどんな場所で働いている?

それでは実際に、ワーホリで韓国に滞在している人はどんな場所で働いているのでしょうか。ここでは、日本人がよく働いている職種を3つピックアップしました。これらの職種なら、今後も日本人に対する需要が高いといえます。

飲食店やカフェ

韓国の飲食店やカフェでアルバイトをする人がとても多いです。特に空港や駅、大学前など日本人がよく立ち寄るような場所にある飲食店やカフェでは、日本人スタッフを募集しています。

その中でも、特に日本料理店や居酒屋はアルバイトとして採用されやすいといえます。韓国では日本食がとても人気で、新しいお店も次々とオープンしています。

日本語が話せる店主や日本滞在歴のあるスタッフも多く、渡航後すぐに始めるアルバイトとしておすすめです。ホールや簡単な調理、皿洗いなどが主な仕事内容です。

医療通訳、医療マーケティング

最近特に多いのが、医療通訳や医療マーケティングのアルバイトです。ひとことで医療といっても、美容整形や漢方、皮膚科、歯科、ダイエットなど幅広いジャンルがあります。

それぞれの医療機関では、日本からの患者さんを誘致するため、日本人スタッフを雇ってマーケティングを行っています。

主な仕事内容は、SNSの管理や問い合わせへの対応、患者さんが来院したときの通訳案内など。専門用語があって難しいのではと思われるかもしれませんが、院内で使われる言葉はある程度決まっており、韓国語中級以上であれば働けるところが多いようです。

特に、美容に興味がある人にはぴったりの職種といえるでしょう。

事務、通訳翻訳

韓国では、日本企業と取引している会社が多く、一般事務のアルバイトもよく見かけます。電話やメールなど日本からの問い合わせへの対応や、発注書や請求書などの発行、商品パンフレットの翻訳などが主な仕事内容です。

また、商談が行われるときは通訳として同席することもあります。

韓国で展示会や商談会などが開催される場合、通訳や案内として単発アルバイトの募集が出ることも。日本で会社に勤めた経験のある人なら、ビジネスの場面で活躍できるチャンスです。

ワーホリならどんな住居に住んでいる?

ワーホリを利用して韓国に滞在する場合、家探しはとても重要なポイントになります。おおよその費用もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

コシウォン(考試院)

費用を抑えたいなら、コシウォンがおすすめ。3~5畳ほどの狭小スペースに、ベッドや机、テレビ、冷蔵庫などが完備されています。窓やシャワールームの有無はコシウォンによって異なります。

部屋はとても狭いですが、共用キッチンには白ご飯やラーメン、キムチなどが無料で準備されているところが多く、食費を抑えることができます。

また、入居時に保証金を預ける必要がなく、契約期間も決まっていません。立地や部屋の広さにもよりますが、ソウルではだいたい毎月30~60万ウォン(約3~6万円)が相場です。

ワンルーム

ひとつの部屋にキッチンや冷蔵庫、洗濯機、シャワールームやトイレが完備されているのがワンルームです。部屋ではもちろん自炊ができ、韓国で一人暮らしを始めるにはぴったりの住居空間です。家具付きワンルームもあります。

ただし、賃貸契約にあたっては保証金を用意しなければなりません。物件情報を見ると、例えば次のように記載されています。

  • 保証金800万ウォン(約80万円)、毎月45万ウォン(約4万5千円)

保証金は入居時に大家さんへ預け、退去時には全額返金されます。一般的に、保証金を多く預ければ毎月の家賃は安くなり、保証金が少なければ家賃は高くなる傾向にあります。

大家さんによっては、多少融通を利かせてくれることも。相場は、保証金500~1,000万ウォン(約50~100万円)、家賃40~80万ウォン(約4~8万円)です。

家探しの前に、保証金と毎月支払う家賃の予算をだいたい決めておきましょう。

契約期間は基本的に2年間です。ワーホリ終了と同時に帰国する場合は、違約金の発生などについても事前に確認しておく必要があります。

オフィステル

韓国ならではの住居形態に、オフィステルがあります。商業施設と住居施設が一緒になった建物のことで、だいたい低層階には飲食店やカフェ、高層階に住居が配置されています。

建物全体は大きく清潔感があり、エレベーターや管理室、空調などの施設設備が整っています。部屋の内部はワンルームと変わりませんが、部屋の構造はさまざま。ロフトやサンルーム付きの部屋もあります。

オフィステルも保証金を用意する必要があります。ワンルームより相場はやや高く、保証金は500~1,000万ウォン(約50~100万円)、家賃60~80万ウォン(約6~8万円)です。

契約期間は同じく2年間です。

ワーキングホリデー制度の申請手続き方法

ワーホリで韓国へ行くことが決まったら、まずはビザを申請しなければなりません。韓国の場合、正式名称は「観光就業(H-1)ビザ」と呼ばれています。

他のビザ申請に比べて特別難しいことはありませんが、とても重要な手続きになるので、不備がないように前もってしっかり確認しておきましょう。

発給条件を確認しましょう

  • 日本に居住する日本国民であること
  • 18歳以上25歳(やむを得ない事情と判断された場合は30歳)以下であること
  • パスポートの有効期間が査証発給申請時から6ヶ月以上であること
  • 身体が健康であること
  • 扶養家族を同伴しないこと
  • これまでワーキングホリデー制度を利用したことがないこと
  • 滞在費などの財政能力があること

※主な目的は休暇であり、旅行資金を補充するための就職は付随的な活動であること(1週間当たりの最大就業可能時間は25時間以内)

提出書類を準備しましょう

  • 査証発給申請書(大使館または領事館のホームページからダウンロード可)
  • 証明写真1枚(カラー)3.5×4.5cm
  • パスポート(有効期間6か月以上)
  • パスポートのコピー
  • 観光就業活動計画書(1年間)※ワードを利用して韓国語または英語で作成(指定の書式なし)
  • 航空券または船舶券のコピー(往復)※40万円以上の銀行残高証明書を提出する場合は提出不要
  • 銀行残高証明書の原本(30万円以上)
  • 最終学歴の卒業証明書または在学証明書、休学証明書

※提出書類や様式は変更となる場合があります。大使館や領事館に確認しましょう。

ワーホリビザの申請に行きましょう

ワーホリの申請は、自分の居住地を管轄する駐日本国大韓民国大使館または領事館にて行います。申請料はかかりません。

申請時間が決まっている場合があるので、事前にチェックしておくことをおすすめします。申請が無事に受理されたら、約10日後にビザが受け取れます。

申請にあたって注意事項

ワーホリの申請は特別難しいものではありませんが、きちんと準備をしていないと発給不可となったり、留学ビザに変更して申請するように指導されたりすることがあります。

特に重要になるのが、提出書類の中の活動計画書。この書類が、ビザ発給の可否を大きく左右するといっても過言ではありません。

活動計画書には、まずワーホリを申請することになった経緯や理由を書きましょう。その上で、ワーホリで韓国滞在中に何をする予定なのか、月ごとに作成していきます。

ここでのポイントは、「観光」をメインに書くこと。なぜなら、ワーホリビザの主な目的は休暇だからです。もちろん韓国語の語学堂や語学学校に通うことを含めても構いませんが、観光や旅行、文化体験などをメインに書きましょう。

もちろん実際には計画が変更になることも大いにありますが、作成時点での計画をできるだけ具体的に記述しておいた方がいいでしょう。

ワーホリで韓国へ行く場合のよくある質問

韓国へのワーホリを準備している人から、いろいろな疑問点や質問が聞かれます。ここでは、よくある質問を3つまとめました。ぜひ参考にしてください。

実際にどんな生活をしていますか?

ワーホリは自由度が高いぶん、毎日どんなふうに過ごせばいいのかがイメージしにくいかもしれません。多くの人は、やはり韓国語の語学堂や語学学校に通っています。午後~夕方はアルバイトをして、勉強と仕事を両立させています。

週末や学校の授業が休みになる夏季休暇には、韓国の地方へ旅行に出かける人が多いようです。一方で、ダンススタジオやカルチャーセンターなどで習い事をしたり、バリスタや美容関係の資格を取ったりする人もいます。

現地の韓国人と知り合う機会が多いのは、留学よりも断然ワーホリです。アルバイト先や習い事など、学校以外で知り合った友達とパーティーをしたり、趣味を楽しんだりしながら、充実したワーホリ生活を送っています。

語学留学とワーホリで迷っています。

語学留学とワーホリのどちらを選ぶか悩んでいる人も多いようです。とにかく韓国語の勉強に集中してマスターしたい、韓国語を上達させて韓国の大学や大学院へ進学したい、将来は韓国で就職したいというような人には、語学留学がおすすめ。

初級から体系的に韓国語を学ぶことでどんどんレベルアップし、修了証を受け取ったときは達成感を味わえるでしょう。

その一方で、韓国での生活や体験に重きを置いている人は、ワーホリがおすすめ。アルバイトを含めいろいろな人と出会って、さまざまな体験がしたい。授業の期間に縛られず自由に好きなことができるのは、ワーホリだけの特権です。

もちろんワーホリでも、語学堂や語学学校に通って韓国語を勉強することもできます。

まずは、韓国でどのように生活したいかを具体的にイメージしてみることから始めましょう。

ワーホリを成功させるためのアドバイスをお願いします

ワーホリを成功させることができるかどうかは、とにかく自分次第。自由度が高いからこそ、充実した韓国生活を送ることで、後でこのワーホリは成功だったと自信を持って言うことができるでしょう。

そのためには、まずは何でも挑戦すること。好きなことに没頭すること。そして、特に韓国では人間関係を広げることがポイントです。

せっかく韓国に滞在しているのですから、家でのんびり過ごしていては時間ばかり過ぎてしまいます。もちろん一人で過ごす時間も大切ですが、刺激がいっぱいの外へ出かけ、現地の人たちと積極的に交流してみましょう。

そこで得た人脈は、ワーホリが終わった後も自分を支えてくれるかけがえのない存在になるはずです。

まとめ

ワーホリは申請できる年齢が限られていますが、他のビザに比べて滞在中に自由な活動ができる特別なビザです。

ビザの発給条件や申請方法などをしっかりチェックして、今しかできない貴重な体験を求めて韓国へ旅立ちましょう。

高校生の韓国留学、知っておきたい留学期間や注意事項は?

高校生が韓国留学するなら知っておきたい留学期間や注意事項

最近は、夏休みや冬休みを利用して韓国留学する日本の高校生が増えています。K-POPや美容など韓国のカルチャーに興味を持ち、独学で韓国語を勉強している人も多いようです。

そこで今回は、高校生が韓国留学する場合のスケジュールや費用、その後の進路などについてご紹介します。

高校生でも韓国留学できる?

韓国留学を希望してはいるものの、高校生のうちに実現できるものなのでしょうか。

答えはイエス。

実際に多くの高校生が韓国へ留学しています。

とはいえ、大学のように協定校へ交換留学することで単位が認められるような制度はないため、原則として高校の授業に支障がないように留学することになります。また、高校生は未成年のため、保護者の方や高校の先生の理解を得なければなりません。

韓国留学を目指すなら、しっかり周囲と話し合いながら準備していく必要があるでしょう。

高校生が韓国留学する方法

それでは実際に、高校生が韓国留学する場合どのような方法があるのでしょうか。

韓国には、外国人留学生が韓国語を学ぶ教育機関として、大学付属の語学堂と民間の語学学校の二種類があります。ただし、語学堂は高校卒業以上の学歴が入学資格となっているため、高校生は通うことができません。

そのため、高校生であれば語学学校へ留学することになります。

韓国の語学学校では、日本のカレンダーに合わせてスケジュールが組まれています。

例えば夏休みや冬休み、年末年始やゴールデンウイークなど、日本から留学しやすいようにプログラムの日程が設定されているのです。

参考として、高校生がこれらの日程で韓国留学する場合、90日以内の短期滞在が目的である観光ビザで滞在することになります。

夏休みや冬休みを利用する

学校が休みになる夏休みや冬休みなら、最も韓国留学しやすい時期といえるでしょう。日本の高校の夏休みは約1ヵ月、冬休みや春休みは10日~2週間程度あるので、韓国留学するには十分な時間です。

韓国の語学学校では、4~5日間の短期集中プログラムや1ヵ月の正規プログラムが用意されています。スケジュールや費用を照らし合わせて決定するといいでしょう。

K-POPコースで短期留学する

高校生に人気なのがK-POPコース。韓国語の授業の他に、ダンスやボーカルレッスンを受けられる短期プログラムです。

せっかく韓国留学するのだから、韓国語+αを学びたいという人におすすめ。1~2週間でも参加可能なので、語学学校に問い合わせてみましょう。

高校生におすすめの語学学校と2023年のスケジュール

高校生が韓国留学するなら、まずは最も重要な語学学校選び。語学学校にはそれぞれの特色があるため、自分に合った学校をしっかりリサーチしてみましょう。

ここでは、おすすめの語学学校を3校ご紹介します。2023年のスケジュールと費用もあわせてチェックしておきましょう。

カナタ韓国語学院

韓国で初めて1991年に設立された韓国語の語学学校。経験豊富な教師陣による体系的な韓国語の授業が高い評価を得ています。長い歴史に基づき開発されたオリジナルテキスト「カナタKOREAN」は、韓国語を学ぶ学習者によく選ばれています。

ホームページ:http://www.ganadakorean.com/j_index.php

短期研修プログラム

5日間 350,000ウォン(約35,000円)教材費および文化体験費用込み

2023年のスケジュール(一部抜粋)

プログラム期間
3月20日(月)~3月24日(金)
8月7日(月)~8月11日(金)
12月29日(金)~2024年1月2日(火)

おすすめポイント

会話中心の授業と文化体験が凝縮したプログラムで、短期間でもしっかり集中して学ぶことができます。短期研修プログラム以外に、正規クラスや会話クラスで1ヵ月~学ぶこともできます。

イージーコリアンアカデミー

1994年に設立された旧:韓国語教育文化院。韓国語教育を中心となって行い、韓国語教材の開発や韓国語教師の養成などにも力を入れてきた専門機関です。そのため、韓国語教育に関してはとても信頼性が高く、韓国語を効率的に学ぶことができます。

ホームページ:http://www.edukorean.com/

韓国語短期留学課程

4日間集中コース 470,000ウォン(約47,000円)教材費込み

1週間コース 520,000ウォン(約52,000円)教材費および文化体験費用込み

2週間コース 790,000ウォン(約79,000円)教材費および文化体験費用込み

2023年のスケジュール(一部抜粋)

プログラム期間
3月20日(月)~3月25日(土)
8月14日(月)~8月26日(土)
12月25日(月)~12月30日(土)

おすすめポイント

ソウルで高級感のある街として知られる新沙駅のカロスキルに位置しています。居酒屋や娯楽施設の多い学生街とは違い、落ち着いた環境で学ぶことができます。また、1ヵ月~の定期コースや韓国語の会話クラスも開かれています。

ベストフレンド韓国語学校

韓国語入門から上級まで、12段階ものレベルに細かく分かれています。「聞く」、「話す」、「書く」をバランス良く学べる語学学校として人気があります。ソウルで最も大きな学生街に位置しているため、授業以外でも充実した留学生活を楽しむことができます。

ホームページ:www.bestfriendcenter.com/ja/

韓国語グループレッスン

1ヵ月ごとに開講 450,000ウォン(約45,000円)

※2~3週間の参加も可能です。詳細は直接お問い合わせください。

2023年のスケジュール(一部抜粋)

プログラム期間
3月7日(火)~3月31日(金)
8月1日(火)~8月25日(金)
12月5日(火)~12月29日(金)

おすすめポイント

東京にベストフレンド池袋韓国語学校があるため、韓国留学に関する事前相談ができて安心です。現地でも日本人スタッフによるサポート体制が整っています。

高校生だからこそ注意すべきこと

多くの高校生が韓国留学する今、留学中にいろいろなトラブルが起こっていることも事実です。ここでは、高校生にお伝えしたい注意事項をまとめました。

滞在先はよく調べること

高校生が韓国留学する場合、最も気をつけるべき点は滞在先です。1週間以内の留学プログラムに参加するなら、ホテルに滞在する人も多くいます。

留学期間が1ヵ月となると、語学学校や留学エージェントから紹介してもらった考試院(コシウォン)やワンルームに滞在することもあるでしょう。

滞在先を決めるにあたって、きれいな室内の写真だけでなく周辺の環境も要チェックです。グーグルマップなどを使えば、日本にいながら現地の様子を確認することができます。

特に韓国ソウルの街は、にぎやかな大通りからひとつ裏道に入ると狭い路地が続く場所がとても多いです。夜は薄暗く、あまり人通りがないことも。できれば居酒屋や娯楽施設の多いエリアは避け、スーパーやコンビニなどが近くにあるような場所を選ぶのがベターです。

アルバイトは不可

高校生が夏休みや冬休みなどを利用して韓国留学する場合、90日以内の観光ビザで滞在することになります。この観光ビザではアルバイトが禁止されています。

現地で知り合った韓国人の友達から個人的に日本語を教えてほしいとか、1日だけ行事に参加してほしいなどと頼まれることがあるかもしれません。どのような場合であれ、報酬を受け取ることは許されていませんのでくれぐれも注意しましょう。

飲酒や喫煙、宗教の勧誘などに注意

韓国特有の文化といえば、飲酒。韓国ではお酒を飲みながら友情を深めるのがとても一般的です。韓国の語学学校に留学すると、同じクラスに社会人もたくさんいます。

韓国語の授業が終わったら、みんなでお酒を飲みに行くということがあっても何ら不思議ではありません。

高校生であり未成年であるということをしっかり自覚して、飲酒や喫煙に手を出さないように気をつけましょう。もし誤った行動をしてしまったら、せっかくの韓国留学がすべて台無しになってしまうことになりかねません。

また、みんなでお酒を飲むことが好きな韓国では、夜になると酔っ払いがたくさんいます。道端で歩きタバコをしている人の姿も多く見かけます。

実際に、留学中に思いもよらないトラブルに巻き込まれるケースも。夜遅くなるときは、帰り道で隙を見せないように常に意識しておきましょう。

さらに、昼間の駅やバス停など公共の場で注意したいのが宗教の勧誘。チラシや冊子などを配りながらとてもしつこく話しかけてくるので、無視するのが一番です。

少しでも笑顔を見せたりうなずいたりすると危険です。毅然とした態度で接しましょう。

高校生の韓国留学に関するよくあるご質問

多くの高校生から、韓国留学に関して質問が寄せられます。ここでは代表的な3つのよくあるご質問についてお答えします。

韓国留学したいけど不安です。

韓国留学したい!という強い気持ちを持っている高校生。でも、その一方で不安が大きいのも事実です。なぜなら、大学生や社会人に比べてまだ経験が少なく、親元を離れて海外で生活するというのはとてもハードルが高いものだからです。

そんなときは、不安に感じていることを一つひとつ紙に書き出してみましょう。その中には、留学前にしっかり調べたり確認したりすることで解決できるものもあるはずです。

高校の先生や保護者の方などに相談しながらできるだけ不安要素は最小限に抑えて、出発当日までしっかり準備をしていきましょう。

高校生で韓国留学したら、その後の進路はどうなりますか。

韓国留学を経験した高校生は、日本の高校を卒業した後いろいろな進路を選んでいます。

例えば、韓国語学科のある日本の大学へ進学する、もう一度韓国の語学学校や語学堂へ留学する、さらには韓国の大学へ進学するなど。その可能性は無限大です。

「これまでは悩んでいたけど、韓国留学という貴重な機会を通してその後の進路が明確になった」という声もよく聞かれます。

高校生で韓国留学するメリットとデメリットは何ですか。

高校生で韓国留学する場合のメリットは、少しでも早い時期に韓国留学を経験することで今後のやりたいことが明確になり、それを実践できるという点でしょう。

例えば、大学生で韓国留学した人がいるとします。留学後もう少し韓国語を勉強したいと思っても、現実的には就職活動という次のステップへ進まざるを得ません。

また、高校生という感受性の強い時期に韓国留学を経験することで、たくさんの刺激を受け大いに吸収することができるのもメリットといえます。

デメリットとしては、高校の勉強との両立です。いくら韓国留学は休みの期間中に行くとはいえ、留学の準備は高校に通いながら進めていくことになります。また、独学で韓国語を勉強している場合は、高校の授業やテストに影響が出るかもしれません。

韓国留学と高校の勉強を両立できるように、上手に時間を使い分けましょう。

また、本来であればもっといろいろな社会経験を通して、自分に合った大学選びや資格の勉強、就職などの選択肢があったかもしれませんが、早くから自分の将来が韓国に一本化されてしまうというリスクもあります。

そうならないために、韓国留学を終えた後はできるだけ客観的に自分を見つめ直してみましょう。他にやりたいことや興味のあること、将来の夢などを整理してみる時間をじっくり持つことをおすすめします。

まとめ

夏休みや冬休みなどを利用して参加できるのが韓国留学の魅力です。まずは留学の時期や費用などについて事前にしっかりチェックすることから始めましょう。

高校の先生や保護者の方に相談することもお忘れなく。

今後さらに多くの高校生が韓国留学へ旅立つことを期待しています。

ダンスが学べる韓国留学 おすすめのダンススタジオ3選

ダンスが学べる韓国留学の概要とおすすめのダンススタジオ3選

K-POPが世界的に流行する中、韓国へダンス留学する人が増えてきました。これまでのように韓国語だけを勉強するのではなく、自分の興味のある+アルファを学べるダンス留学はとても人気を集めています。

そこで今回は、初心者でも参加できる韓国ダンス留学の概要や費用について解説します。

韓国留学でダンスが学べるって本当?

韓国へのダンス留学と聞くと、何か特別な資格を持っている人やすでにダンサーやアイドルとして活動している人だけが対象だと思われるかもしれません。

しかし実際には、「ダンスが好き」というだけで韓国へ渡り、韓国語を勉強しながらダンスを学ぶ人が数多くいます。

ほとんどのダンススタジオでは、初心者から受け入れています。その一方で、韓国でアイドルデビューを目指す人の姿も。

実際にダンススタジオに通いながらオーディションを受けたり、練習生になったりする人もいます。初心者から経験者までレベルが細かく分かれているので、安心して参加できるのです。

今や中学生や高校生でも韓国でダンスを学ぶ!

K-POPは、日本はもちろんのこと世界中で大ヒットしています。特に日本の中学校や高校では、K-POPが休憩時間のBGMで流れたり、学校の文化祭などでダンスや歌を披露したりすることが多いようです。

このような環境が、中学生や高校生に韓国でダンスを学びたいという気持ちを持たせているのかもしれません。

実際に、多くの日本の中学生や高校生が韓国へダンス留学しています。少しでも早い時期に本場へ行って大好きなダンスを学び、ダンサーやアイドルなどの将来の夢を実現させたいと考える人が多いようです。

韓国語の勉強とダンスを両立させるには?

それでは実際に、韓国へのダンス留学とはどのようなものなのでしょうか。韓国語を勉強しながらダンスを学ぶためには、大きく次の2つの方法があります。

民間の語学学校でK-POPコースを選ぶ

まずは、民間の語学学校で開かれているK-POPコースに参加する方法です。韓国では、ダンスやボーカルレッスンが受けられる留学プログラムを用意している語学学校があります。

通常は午前中に韓国語の授業、午後〜夕方にダンスの授業が行われます。留学プログラムにダンスが含まれているので、特に追加で手配することもなく安心して参加できます。

特に韓国語が初心者の人や、まずは少しだけ体験してみたいという人にはおすすめです。

語学堂や語学学校とは別にダンススクールを手配する

韓国で韓国語が勉強できる教育機関には、大学付属の語学堂と語学学校があります。韓国語の授業を受ける学校も、レッスンを受けるダンススタジオも、自分で選びたいという人は別々で手配しましょう。

語学学校のK-POPコースでは時間や内容が決まっているため、もっとダンスに時間を使いたい人や自由にスケジュールを組みたい人におすすめ。

ただし、ダンススタジオを別途手配する場合は、レッスンの内容や場所のチェック、クラス変更の申し出などすべて自分で行わなければなりません。

おすすめのダンススタジオ3選

韓国には、韓国国内のみならず世界的に有名なダンススタジオがいくつかあります。ここではその中からおすすめの3ヵ所をご紹介します。

K-POP好きの人なら一度は聞いたことがあるかもしれません。それぞれの特徴やおすすめポイントをチェックして、自分に合うダンススタジオを探してみましょう。

1Million Dance Studio(ワンミリオン ダンススタジオ)

ソウルのソンスドン(聖水洞)に位置する韓国最大級のダンススタジオ。多くのダンサーや振付師が在籍し、ダンスを学ぶ人たちから絶大な支持を得ています。JYPやYG、SMなど数々の大手エンターテイメント会社に所属するK-POPアーティストの振り付けも担当しています。

ホームページ:https://www.1milliondance.com/

おすすめポイント

ステップの基礎から学べる初心者向け~中級、上級者向けまで、多様なレッスンが用意されています。また、数々の著名な振付師からレッスンを受けることができます。ジャンルやスタイルもさまざま。自分に合ったレッスンが見つかるはずです。

X DANCE ACADEMY(エックスダンスアカデミー)

ダンスマネージメントとアカデミー事業を行っているダンススタジオ。大手芸能事務所YGエンターテイメントが2018年に設立して以来、BIGBANGやBLACKPINK、WINNERなど数々の有名アーティストと世界ツアーを共にしています。また、振り付けの考案やトレーニングにも力を入れています。

ホームページ:https://ygx.co.kr/sub01/sub01.php

おすすめポイント

芸能事務所が設立したダンススタジオなので、YG所属の有名アーティストと同じ環境でトレーニングを受けることができます。特にいろいろなジャンルのダンスを体験できるPOP-UPコースが人気。1回の授業でダンスを学び、撮影まで行われます。

DEF DANCE SCHOOL(デフ ダンススクール)

2002年設立以来、ダンススクールをはじめ実用音楽学院、キッズダンススクールまで幅広く事業を展開しています。本店のある江南(カンナム)以外に2ヵ所の直営店を運営しています。これまで数々の若手アーティストを輩出してきた経験から、次世代ダンサーの育成に力を入れています。

ホームページ:https://www.defdance.com/defdance/

おすすめポイント

日本をはじめ中国やタイなど、多くの外国人受講生を受け入れてきた実績があります。また、受講生であれば誰でも参加できる芸能事務所のオーディションも随時開催されています。

韓国へダンス留学する場合の費用

韓国へのダンス留学を準備するなら、費用も気になるところです。韓国語を勉強する学校やダンススタジオによって費用は異なりますが、ここでは目安としておおまかな費用をまとめました。

まず、語学学校でK-POPコースに参加する場合は次の通りです。午前中は韓国語の授業、午後は文化体験やダンスレッスンが用意されています。費用には、授業料や滞在費などが含まれます。

  • 1週間:約100,000~150,000円
  • 2週間:約150,000~200,000円
  • 1ヵ月:約200,000~300,000円

次に、自分でダンススタジオを手配する場合は、ホームページを通して受講申請ができるところが多いようです。例えば、1Million Dance Studioの料金表は次の通りです。

ダンススタジオのレッスン料金(一部抜粋)2023年1月現在

  • 1回券 28,000ウォン(約2,800円)
  • 10回券 220,000ウォン(約22,000円)
  • 30回券 370,000ウォン(約37,000円)

ただし、ダンススタジオによって料金は異なりますので、複数問い合わせてみるのもいいでしょう。また、グループレッスンや個人レッスン、レベルやクラスなどによっても料金が異なることがあります。

ダンスが学べる韓国留学に関するよくあるご質問

韓国へのダンス留学を準備するにあたって、韓国語や韓国での生活について不安を抱えている人が多いでしょう。ここでは、そんな方々から寄せられるよくあるご質問をまとめました。

韓国語が話せなくてもダンスは学べますか?

はい。まず、K-POPコースのある語学学校では、韓国語を初級から学ぶことができます。また、最近は外国人のダンス留学が増えているため、ダンススタジオでも韓国語が話せない受講生への対応に慣れています。

韓国語初級者でもダンスを学ぶには問題ありません。もちろん韓国語が少しでも話せれば、ダンスの先生や他の受講生と意思疎通ができ、より細かい動作や振り付けを学ぶことができるでしょう。

どんなダンサーや振付師がいますか?

ダンススタジオのホームページには、所属するダンサーや振付師の名前と、過去の実績がくわしく紹介されています。

例えば、1Million Dance StudioではLia Kim先生が振付師として活躍されています。TWICEやMAMAMOOなどの振り付けを手がけたことで有名です。

また、X DANCE ACADEMYにはBLACKPINKやWINNERなどの振り付けを担当したキムヒヨン先生が所属しています。このように、まずは各ダンススタジオのホームページをチェックして、どの先生のもとで学びたいかイメージしてみましょう。

ダンス留学のために日本で準備できることはありますか?

少しでもダンス留学を充実したものにしたいと考えるなら、やはり日本にいるうちから韓国語の勉強とダンスの練習は欠かせないでしょう。

ダンススタジオによっては、ホームページに練習用のダンスを公開しているところがあります。事前にしっかり練習しておけば、留学生活もスムーズに始められるでしょう。

まとめ

今や若い世代を中心にすっかり定着した韓国へのダンス留学。K-POPが好き、韓国でデビューしたいという希望を持ち、韓国へ渡る人はこれからますます増えることが予想されます。

ぜひ自分に合ったダンススタジオを見つけて、韓国へのダンス留学を実現させてみませんか。